静岡の高速バス倉庫 アーカイブ

過去記事のアーカイブになっています。

「くり☆みりゅ」に出演してきました。

 
 「明日の『くり☆みりゅ』に出演してくれないか?」

 何でそんな重要な事を何で夜の10時過ぎに電話してくるんだよ!

 と言うことで、浜松クリエイティブ産業機構が「みんなの浜松創造プロジェクト」の一環として行っている「Creative Milieu-創造的環境創出に向けた地下空間利活用事業」で行っているUstreamに出演してきました。えーっと、本名&顔出しプレイは数年ぶり2回目です。(前回は地上波、今回はUstreamと媒体は違いますが)

 本当に浜松駅前の遠鉄バスターミナルの地下空間からUstreamを発信して「本気かよ」と思ったのは言うまでもありません。何を喋ればいいのか?と本気で悩んでいたのですが、結果的には司会者の方が話していることに「産業屋さん」としての立場から色々と突っ込んでみたり、実際に浜松以外で行われている色んなブランド事業について話したりとかしてました。
 バスネタとかボカロネタとかは軽く「色んな事象の理解を助ける事を目的として」話していましたが、どちらかと言えば「糞真面目な倉庫番」で話してました。いや、その、流石に突っ走ってしまうと色々とアレなので(自粛)。

 話によれば、結構多くの方にご覧頂いたと言うことで。
 土曜日の夜と言うノンビリと出来る時間にも関わらず、ご覧頂きましてありがとうございました。首謀者からは「2回目もやるので覚悟しておいてね(はぁと」と言う事も言われましたので、その際には「あー、こいつアホな事言ってるよ」と言うことでニヤニヤしながら突っ込みをよろしくお願いします。

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 と、多少おちゃらけて書いてみましたが、多少真面目なことを書いておきます。
 「創造都市」と言う言葉は色々な定義がありますが、某電鉄会社が東京都内でやってるとある計画を「クリエイティブなんちゃら」と言うのには正直嫌悪感を持っています、と言うか「それは【クリエイティブシティー】と言う言葉を自分らの宣伝目的に使っているだけだろ?」と爆弾ぶん投げてますが、個人的にはこう考えています。

 「傾聴のある【まち】」

 傾聴、と言う言葉は何を指すのかと言えば「頭ごなしに意見を否定しないで、まずは聴いてみよう」と言う姿勢です。あ、そりゃ字義通りの意味ですねすんません。ですが、果たしてこの「傾聴」という事が色んな場面で行われているのか?と言うのは正直どうなのかなと思います。同じ目的を持つグループ内では「傾聴」は行われているでしょう。だって、「傾聴」しないと「自分たちの目的が達成されない」ワケですから。異なる目的を持ってるグループ同士では当然ですが「傾聴?んなアホな事してられっか」って言うのが実際の所でしょう。
 ですが、ちょっと待ってみてくださいな。
 「傾聴」をする事によって色んなことを見ることが出来るとおもうのです。「ああ、こいつはこんな事を考えているのか」とか、「こいつはこんな理由でこんな行動をしてるんだ」と言う事が見えてきます。これを裏返して言えば「新しい方向性」を探す事を可能にする事のステップであると言えるのです。
 一緒に何かが出来るかもしれない、自分たちに欠けている視点が見えるかもしれない、相手方の弱い部分をどうやって攻める事ができるのか見ることができるのかもしれない、そんな「可能性」を増やすための選択肢が「傾聴」によって広がるのではないでしょうか。
 そんな「傾聴」の中から、都市の抱える諸問題を解決することが出来るのではないかと考え、個人的には「傾聴」と言うのが創造都市の一つのキーワードになるのではないか、と思うところなのです。

 実際、学問的な検討は何も行われていませんし、研究者の皆さんからは「チャンチャラおかしい」と言われるのかもしれません。が、相手の事を知る、そこから新しい方向性を考える、そのことそのものが「創造」であると思う所なのです。