静岡の高速バス倉庫 アーカイブ

過去記事のアーカイブになっています。

14年セレガ車36人乗りに乗ってみる。

 今回のC86への足は往復共「渋谷・新宿ライナー静岡号」、それも京王バス東便、と言う、自分にとっては非常に珍しいパターンでした。コンセント付き車両と渋谷マークシティーの利便性が分かってきたもんで、最近では「渋谷・新宿ライナー静岡号」のJR東海バス便に乗る事も多くなってきてはいますが、それでも京王便はダイヤの関係でなかなか往復で乗る事はないところ(事実、自分も今年始めての京王便乗車)。そんな中で京王バス東にセレガが導入された・・・と言うことで、「静岡にはまだ入ってこないだろう。中央道方面がメインだろうし」などと思っていた所、静岡系統にも入っていることが判明。

何とかして乗る機会は無いかなぁ・・・と考えていた所、丁度C86への往復の足として使う事を思い立ちました。静岡駅で見かける事が多いのは、静岡発18:00の20号。20号が静岡にどの便で来るのか・・・と言うと、新宿発11:20の5号。と言うことで、往路10号・復路5号で予約をすることに。
ただ、あくまでも「入る機会が多い」(他の便の状況に関してはよくわかりません)だけで、実際にはふそう車での運行もある。後は当日の行いだけだよね、と言うことで当日を待つことに。

 「静岡の高速バス倉庫」の新刊分静岡在庫10冊+その他戦利品、着替えや身の回り品の入った鞄を持って新宿西口へ。やはり荷物は重たい上、泊まったホテルが茅場町だっただけに腰は痛いわ、汗は酷いわと言う状況。ええ、正直言って東京駅で東名高速線の急行に乗ってしまおか、それとも東海道線の普通電車に乗ろうか・・・と思ったのは言うまでもありません。
 それでも、待つことしばし、やって来ました新セレガ。

 ・・・あれ、静岡駅じゃなくて「岡谷駅」ですか。まだこの時点では何が来るか分かりません。ここまで疲れる思いしてふそう車だったらアレなのですが。で、結果的にやってきたのは

 希望通りの京王セレガ車。それも静岡駅で撮った時と同じ車両。何にしてもこれで今回のC86で目的としていたことが全て達成されたワケなのですから(で、その後にトンデモナイものを静岡駅で見かけましたが)。と言うわけで早速改札を受けて車内に入ります。


 最後部の壁の向こうにはデラックス洗面室。仕様はJR東海バスのそれと一緒でしたので、今回は写真掲載は省略します。車内はブラウン系の色でまとめられており、床は最近流行りの木目調となっています。


 椅子はJR系で多く採用されている「楽座シート」とは違う、柔らかめの大きなタイプ。センターアームレストは細いタイプになっています。また、この車両にはコンセントが設置されており、肘掛けの下に設置されています。(なお、乗車した便では通電されていなかった模様。電源コネクタの調子が悪いのか、それとも本当に通電されていなかったのかは分かりませんが・・・)


 JRバス関東の新車とは異なり、この車両にはテーブルが設置されています。ただし、JR東海バスのような小さなタイプ(でも滑りにくい)ではなく、形としてみればしずてつのセレガと同じタイプの幅広のものでした。が上に物を置くと結構滑りやすいのは難点なのかなと。
 後、目を引く装備と言えば足乗せが完備されている所。JR東海バスでは13年車から付いたようではありますが、靴を脱いで足を乗せられるのはやっぱり楽です。あと、よく見ると通路と椅子で段差が無くなっています。確か他社の車両だと段差があったような気がしないでも。

 あと、この車両は他のデラックス洗面所車と同様にAB席・CD席とシートピッチが同じになっています。そう言うことから、だいぶ昔に書いたこの「座席表」は有効だと思います。

36人乗り楽座車(JR海/京王東)

デッキ デッキ 運賃箱 運転席 運転席
1A△ 1B○ 1C× 1D×
2A× 2B○ 2C○ 2D×
3A○ 3B○ 3C○ 3D○
4A× 4B○ 4C○ 4D×
5A◎ 5B○ 5C○ 5D◎
6A× 6B○ 6C○ 6D×
7A△ 7B○ 7C○ 7D△
8A◎ 8B◎ 8C◎ 8D◎
9A○ 9B○ 9C○ 9D×
トイレ トイレ トイレ トイレ トイレ
トイレ トイレ トイレ トイレ トイレ

凡例:◎お勧め ○そこそこ △厳しい ×回避お勧め。

 実際に座ったのは8D席でしたが、窓のど真ん中にカーテンがあると言う状況だったりします。
 椅子のすわり心地も比較的良かったですし、比較的いい感じの車両ではないかなと思います。ただ、京王も今になってこのタイプの車両を入れてきたというのは正直不思議な所であるのですが・・・。