静岡の高速バス倉庫 アーカイブ

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世界遺産三保松原行運行終了(9/30)


 些か遡及気味の記事ですが。
 9月30日付で「清水駅〜世界遺産三保松原」行の在来線の運行が終了しました。流石に最終日に行くことは出来なかったので、28日の昼間に写真を撮りに行ってきたワケなのです。

 何故「世界遺産三保松原行」のバスが運行中止になったのかと言えば、松林の保全と言うことです。別に松林の中を走ってないのに何で?と言うことなのですが、上の写真にあるように、「神の道」と言われる道路の下には松の根が張っており、その上を車が通ることによって松に悪影響を及ぼす、よって世界遺産保全ができなくなるとために入口のバス駐車場を閉鎖するというのがその理由です。

 世界遺産の構成資産に指定されてからの三保松原は観光客が非常に多くなり、路線バスは多くても3本/時間程度しかないのですが、撮影に行った28日も多くの観光バスがお客さんを乗せて走っている状況。10分に1台は通る程の盛況ぶりで、こりゃ確かに松の根の保全のためにはバス駐車場の閉鎖もやむ無しだとは思うところで。
 
 10月以降は「世界遺産三保松原 神の道入口」までの運行に短縮かつ運行本数の削減になり、貸切バスは神の道入口駐車場でお客さんを下ろし、三保松原までは歩いて往復・・・と言うことになります。

 観光と言う観点と世界遺産保全、と言う観点から見た場合には「世界遺産保全」が優先される(保全状況が悪いと構成資産から外されると言うことも聞いてますし)ので、仕方ないところなのかもしれません。