静岡の高速バス倉庫 アーカイブ

過去記事のアーカイブになっています。

7/18 渋谷・新宿ライナー静岡6号 静岡駅→渋谷(新東名迂回運行)

 少し前の話ですが、7月16日〜19日の間で東名高速道路の一部トンネルでトンネル内設置の通風ダクト撤去工事のため、清水JCT〜富士ICの間で東名高速道路が通行止めになり、新東名への迂回運行が行われました。
 ちょうど先日発行した「静岡の高速バス倉庫2012夏〜2013初夏」を印刷屋さんに入稿するため、東京に行く用事があったので、そのついでに新東名を迂回する便に乗車してきました。

 ・・・あれ?久々の「乗りバス」エントリですか?

 乗車したのはJR東海バスの渋谷・新宿ライナー静岡6号。静岡駅まで出てから乗車です。駿府ライナーに関しても新東名迂回運行になったと言う事はこの便の予約をしてから知ったところなのですが、コンセント付きなのはやはり魅力だったりします。最近は草薙駅前の駐車場を通勤で使っているので、そこの駐車場もお出かけに使えるわけですので、渋谷・新宿ライナー静岡号も今年度に入ってから使う事が多くなっています。当然座席は1A席を確保。


 渋谷・新宿ライナー静岡6号は静岡駅を出ると中村町を経由して静岡インターから東名高速に入る便なので、そのまま静岡インターへと向かっていきます。取付道路には早速通行止めの案内が出ていましたし、東名本線上の案内表示にもしっかりと通行止の案内が。そして、写真では出ていませんが、各インターチェンジまでの所要時間も富士・沼津の両ICに関しては横線、要するに「行けないよ」と言う事を表していました。


 そして、清水インターを通過して清水ジャンクションへ向かうと東名の本線側へ入れないようになっていました。普段なら真っ直ぐ行くところなのですが、強制的に清水連絡路への車線に入るように誘導されます。ですが、それ以上に違和感があるのが東名を走っている車が1台も居ない、というところでしょうか。本当に違和感だらけです。


 清水いはらインター、そして新清水ジャンクションを通過していきます。自家用車では何度も走っている区間ではありますが、高速バスでここを通過するのはそれこそ「静岡・富士五湖号」で通過して以来の話です。後になって思ったのですが、折角のチャンスなのでどっか沿線で写真を撮れば良かったと後悔してしまって仕方ないところではありますが・・・まぁ、仕方ない。


 今回乗車したのは名古屋支店の12年車。新車と言う事もありますが、やはり東名より路面がきれいなおかげか、揺れも殆ど無く快調に新東名を東に走っていきます。窓の外は夏を迎えた濃い緑、そして車内の椅子はピンクとブルーと言う非常にビビッドな色彩。いつもの東京行とはまた違った感じですね。
 新東名はバスで乗るよりも自家用車のハンドルを握ることが多いのでそんなに感じないのですが、確かに辺りを見ても山また山と言う感じで単調な景色であるのは仕方ないところかと。この日は富士山も見えませんでしたし(と言うか、今年の夏に富士山をはっきりと見た事が殆ど無いと言う状況だったのですが)、やっぱり乗る人にとっては東名経由の方がいいのは仕方ないところなのかもしれません。ですが、走りやすいのは新東名の方が格段に上です。


 東に走って行き、駿河湾沼津サービスエリア付近でJRバス関東車とすれ違います。富士インターまでは通常通り走ることができますので、富士宮行ではありません。それじゃ新東名スーパーライナーなのか?と思うと新東名スーパーライナーの関東便は38人乗り車両を優先して充当しているはずなので、恐らくは時間的に駿府ライナー1号かと推測するところ。しずてつ便・関東便でも新東名を走ってみたいところですが、取り敢えずは10月の東名集中工事の時までお預けなのかもしれません。


 新東名はまだ御殿場ジャンクションまでしか開業してないので、御殿場ジャンクションで東名へと合流。東名に入ると路面の凸凹を拾うようになったので、やはり新東名の走りやすさが分かるところです。後はいつもの通り足柄SAで休憩してこの日は渋谷マークシティーで下車と相成りました。


 そうそう、JR東海バスは側面に「25周年記念」のステッカー貼り付けてあるのですね。

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 帰りは東急のれん街でジェラートをつまんでから(苦笑)、これまたお約束と言うか草薙駅南を経由する事で半ば定番になっている渋谷・新宿ライナー静岡63号で帰ります。朝のウチに「バスここ」で充当車両を確認しておいたら普通のワイドシート車、と言う事でやってきたのはコンセントなしの08年車、静岡支店所属。いや、以前はこの車が来ると「ラッキー」と思ったものですが、今では「コンセントが無いのか(´・ω・`)」となってしまうので、贅沢になってしまったというか何と言うか。


 帰りも行きと同様に新東名経由。流石にぱっと見て分かる「新東名」はトンネル位しかありません。断面の大きさと広い幅にポールが立っているというのは新東名の象徴でしょう。

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 と言う事で往復新東名迂回の便に乗って見ましたが、感じたことは「新東名はやっぱり走りやすい」って言うところでしょうか。ただ、バス会社から見れば「新東名回してもそんなに時間は変わらない」と言う事があるのかもしれません。それならば走り慣れている東名を通常の経由ルートにした上で、何かあった時には新東名を迂回する、と言う現在の方向性がいいのかもしれません。
 ただ、個人的には東海道昼特急こそ新東名経由にしてもいいのではないかと思う所もあるワケで。・・・あ、それをやってしまうと東名静岡から乗れなくなるか。