静岡の高速バス倉庫 アーカイブ

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地域住民の視点。

 「おとなり日記」を覗いていたらStories from the Windy Town(id:verdure さん)を発見。どんな内容のDiaryなのかなぁ?と拝見させて頂くと、若葉台(確か京王多摩線の沿線だったと思う)のまちの様子を「住民」の視点で綴っている内容。
 確かに「まちづくり」って言うものに自分自身興味を持っている訳ではあるんだが、何か「今の自分のスタンスのままでいいのか?」って言う事を正直言って考えさせられてしまった。まぁ、自ら「偽公務員」と僭称しているように、どちらかと言えば産業政策的な観点からスタートして「地域全体の事を考える必要性があるんじゃないのか?」って言う立場においらは立っている。で、このid:verdureさんのDiaryを読ませて頂くと、そこには「その地域に足をつけていて、そこから色んな物事を考えていく」って言うスタンスなんじゃないのかな?って感じた訳で。まぁ、自分の住んでいる地域への興味関心は、正直言ってどこの部分からでも構わないって思うし、むしろある一定の考え方に縛られる事によって創造的問題解決が行われない危険性が発生してくるんじゃないのか、って思う。
 おいらの会社でも色んな委員会を開催していたりする訳なんだが、その委員会を構成するメンバーを見てみると、確かに「専門的な知見を持っている」って言う前提条件があるので、どうしても一人の人が幾つもの会議に出席するって言うケースが発生してくる訳なんだが、果たして「まちづくり」をアジェンダとする委員会や協議会でそれが本当に許されるのだろうか?色んな立場の人が色んな考えや想いをぶつけ、その想いをどうやって実現するのかを考えること、それがComittieの役割なんじゃないのだろうか。知見を持つ人は、色んな立場の人の意見をコーディネイトし、創造的な解決を図るための方策を考える。その方策を考えるプロセスの中で「自分たちの出来る事を考える」、それが一番重要だと思う。
 そのためには、やっぱり「その地域の空気を吸い、生活の場としている人」の考えを大事にする事。それが重要だと思うし、常にその地域に住む人もアンテナを高くして色んな情報をキャッチし、自分なりのスタイルでいいからそれを分析すること、それが大事なんじゃないのかなぁ。