静岡の高速バス倉庫 アーカイブ

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検討会

と言うわけで今週も検討会と言う名前の裏ゼミ。
昨日書いた内容を下敷きにしながら色々と指導やツッコミを頂いたんだが、究極的な結論って言うのが見えたような感じがするわけで。すなわち、それは


静 岡 県 解 体 !
って言う予感がする訳で。まぁ、本気で解体するとなると色んな事務手続きが発生してきたりとかする訳で、仕事をしている人間としては「ちょっと待った!」って言う事を言うようになるんじゃないのかな?って思うんだが、どう考えてもそれぞれの地域の性格が全く違うものであるが故に、果たして全県一律の施策展開が今後望ましいのか?って言うような事を考えている。
昨日書いた事例1のケースは確かにバランスのいい集積が形成されているし、基本的には内発的な産業構造になっている。けど、その付加価値額を見ると正直な話カナーリ低い。だけど、事例2のケースはお世辞にもバランスのいい集積とは言えないし、どちらかと言うと首都圏と言う巨大な市場やR&D機能に近いと言う地域的要因があるが故の集積(集積と言っていいのかは正直疑問なんだけどね)になっている。でも、付加価値額を見ると、悪いけど事例1より遥かに高い所が有るわけで。
で、そうなってくると必然的に同じ施策を実施するに当たってもアプローチは違う方が好ましいと言うか、地域性が全く異なるわけだから全県一律でやるって言う事の限界は正直あるんじゃないのかな?って思う。あと、実際に見るとウチの会社って殆どの職員が事例1でも事例2でも無い地域に住んでいる住人な訳なんだから、果たしてその問題をどう考えるのか?って言うのが言っちゃ悪いけど「ヨソ者の視点」で見ているに過ぎないんじゃないのか?って言う部分になってくる。
まぁ、確かに地域支援センターを商工会議所の中に設置して事業をやっているって言うのがあったりとか、国の法律で全県で1箇所って指定されているものにウチの会社が指定されているって言うのもあったりして、実際の所は難しいかもしれないけど・・・やっぱりそろそろ限界なのかな?って思う。
いや、それを言ったら究極的には「静岡県解体」って言わざるを得ないのかなぁ・・・って思う。まぁ、解体って言うのは正直な話難しいので、道州制を早く施行して貰った上で、マクロに近い範囲で考えるべきものと、ミクロの範囲で考えるべきものが存在するような気がしてならない。だってほら、静岡空港の問題だってそうでしょ。浜松の人が海外行くのにわざわざ静岡空港なんて辺鄙な所じゃなくって、遠鉄バスが運行するって言うセントレア行きのバスを使えばいい話だし、三島や沼津の人は新幹線〜京急乗り継ぎで羽田まで1時間ちょいで行けるしね。まぁ、やっぱり静岡空港は「静岡県中部空港」って言う話になってしまうんじゃないのかな?って思う。まぁ、これは関係ないか。
まぁ、論文が埋まっている原木の荒削りは出来たワケで。あとはこれを、よそ様に見せられるようにどんな形に削っていくか、やっていくだけですわ。