静岡の高速バス倉庫 アーカイブ

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静岡銀行

会社から「静岡銀行史」を借りてくる。貰ったのはいいんだろうけど、多分今まで誰もが読んだことが無い史料じゃないのかな、って思うんだが。まぁ、そんな事はどうでもいいとして。
静銀って言えば別名「渋銀」と言う事で県下どころか国内に広く知られている訳なんだが、社史を斜め読みして「確かにねぇ」って言う部分が分かる。それこそ静岡県内には静岡銀行(本部:静岡市葵区)・スルガ銀行(本店:沼津市)・清水銀行(本部:静岡市清水区)の3つの地方銀行があるのに、何故か浜松に地方銀行が無かったりとか言う不思議な状況があるのだが、この理由が戦時統合。鉄ヲタ的に言えば大東急形成となったアレと根本的な理由は一緒な訳で。浜松地方は浜松地方で資金需要はあったが、戦時公債の募集スケールを大きくするとか言う部分があった模様だし、スルガ・清水の両行との合併も話があったとか。
現在の静銀の合併前の動向を見ると、やっぱりそれぞれの地域内での人的結合が銀行類似会社を産み出したと言う事か。