静岡の高速バス倉庫 アーカイブ

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信者って言うワケじゃないけど。


バチカン市3日共同】東欧民主化や宗教和解に大きな足跡を残したローマ法王ヨハネ・パウロ二世(本名カロル・ボイチワ)が2日午後9時37分(日本時間3日午前4時37分)、バチカンの居室で死去した。84歳だった。ローマ法王庁が声明で明らかにした。
 法王は在位中に歴代最多の104回の外遊をこなし、旧ソ連や東欧の民主化を後押しするなど、平和外交に業績を残した。ギリシャ正教会ユダヤ教など、キリスト教各派や異なる宗教との和解に情熱を注ぎ、世界的な宗教指導者として平和の尊さを説き続けた。
 2月にインフルエンザをこじらせ気管切開手術を受けた後、3月31日に容体が急変、危篤状態に陥っていた。
ローマ法王が死去静岡新聞4/3
 何はともあれ、哀悼の意を表すると共に、長い間に渡ってお役目お疲れ様でした。神様の元へこれでお帰りになるワケですし。どんな事を話されるのかなぁ・・・って不信心なおいらは想像してみたりします。
 生前の柔和そうなその顔をふと思い出してみたりします。確かに優しそうな方なんですが、その背景にある考え方って言うのはかなりしっかりとしていたのかな、って思います。
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 まぁ、確かに自分自身カトリック系の中学・高校を出てきたって言う所もあるので、結構考え方としてはカトリック的なものがその基盤にあったりするワケなんですが、そんな中でふと思い出してみると、卒業式や入学式の時にはしっかり君が代を演奏していましたし(吹奏楽部だったもんで。歌ったのは自分の入学式と卒業式だけだった)、日の丸も出ていました。そーゆー面では「自分達の生きている所を大事にする」って言う部分は実際にあったんじゃないのかな?って思います。まぁ、それを言ったら十字軍は一体どうなのよ?とか、海外への無茶な布教は?とか、色々と問題になってくる所もあるんでしょうけど。
 いつか、誰かが宗教ってものの本質をこんな風に言っていたと思います。「真理が一つのロールケーキだとしたら、宗教と言うものはその切り方の違いにしか過ぎない」と。なるほどねぇ・・・とその当時は思ったワケなんですが、今盛んになっている似非宗教って一体どうなんでしょうか?時間の経過の中で様々な異端が淘汰されて残っているのが今の世界三大宗教だとした時、カルト(宗教って言うの言葉を使うのは烏滸がましい。カルトって言ってしまえ)は本当にその「真理と言う名のロールケーキ」を切っているのか?と言うような気がしないではないです。「真理と言う名のロールケーキに見せかけた偽者」を切っているだけ、それも、その切り口こそ上手く出来ているものの、実は真理から程遠い・・・って言うような感じがしないではないんですが。
 でも、一体「真理」って何なんでしょうね?考えるとワケ分かんなくなってきてしまいますが。
 でも、そんな大事な「何か」を考える(宗教抜き)って言う事が必要なんじゃないのかなぁ、と。でも、少なくともこうは言えるんじゃないのでしょうか。「大事なひとやものを、守りたいと想う気持ち。」いや、そんな気がするんですが。