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ロバート元校長逝去 #2

新聞に掲載されました。


 学校法人静岡聖光学院理事長のピエール・ロバート氏が8日午後9時7分、腸閉塞(へいそく)のため、静岡市葵区北安東の県立総合病院で死去した。74歳。
 カナダ・ケベック州出身。自宅は同市駿河区小鹿。告別式は11日午前10時から、同市駿河区小鹿の静岡聖光学院オラトワールで。喪主はカトリックキリスト教教育修士会日本管区長のギ・モリセット氏。
 1954年8月、カナダからキリスト教教育修道士(宣教師)として来日。以来、40数年にわたって青少年教育に携わってきた。
 静岡聖光学院設立の責任者として学校開設の準備に奔走。69年4月、静岡聖光学院中の初代校長に就任し、72年4月には高校を設立するとともに校長を務めた。
 77年3月、神奈川県に本部を置く学校法人聖マリア学園から独立し、新たに学校法人静岡聖光学院を設立した。96年4月から理事長。大学進学を前提とした男子6カ年の中高一貫システム(三層三段教育)を確立し、学習の段階別・生徒の発達過程別の教育を行い、人間形成に大きな効果を挙げた。
 また県私学協会理事としても活躍。94年4月から2年間、県中部地区の支部長を務めたほか、県総合計画審議会委員も歴任した。97年に勲四等旭日小綬章を受章。74年11月から75年1月まで本紙夕刊「窓辺」を執筆した。
ピエール・ロバート氏死去 静岡聖光学院理事長 74歳■5/9 静岡新聞