静岡の高速バス倉庫 アーカイブ

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郵政解散

このエントリは個人的感想や雑感を記載しているものであり、私の所属団体の公式見解を記載しているものではありません。
 色々と気になっていたんですが、結局は解散になりましたね。個人的には郵政民営化は正直言って必要だとは思います。基本的に官の果たすべき役割って言うのは「民間じゃなかなか手が出せない部分」に対する支援だと思っているが故なんですが。それこそ、ベンチャー企業に対するスタートアップ期の支援だとか(銀行系VCが金を出せないような段階を考えて貰えれば幸いです)、公益的な観点から見て「こりゃ公金を出しても構わない」と判断されるような場合なんかです。公社に関しては、地域の活力を取り戻すために、商店街やら中心市街地の活性化をするって言う事がその地域にとって本当に必要なものと判断される場合なんかですわ。
 それこそ、必要な時に必要な支援を行える機動性を持つ必要がある、それが私自身の基本的なスタンスです。
 で、今回の郵政民営化問題って言うことで言えば、やっぱりあんだけのネットワークを持って、それこそ利率がいいって言うのであれば、やっぱり民営化した上で他金融機関との競合をやって欲しいって思うんですわ。それこそ、郵政系のVCなんてもんもあっても面白いって思うわけで。けど、やっぱり最低限のサービスは提供して欲しいって思う部分もあります。郵便配達の維持であるとか、郵便局ネットワークの維持であるとか。「どこに行っても最低限のサービスだけ」は「誰もが」受ける事ができる必要ってのはあるんじゃないのかと。まぁ、どちらかと言えば社会政策的な側面なんですが。で、可能であれば内部補助が可能な所まで持って行く事が出来るような体力を付けて欲しいなんて思ってもいるところで。
 けど、果たして今回の郵政法案の否決→解散って言う流れは本当に必要だったのかな?って思います。確かに問題としては重要な部分ではあるかと思いますし、どこかで踏ん切りをつけないとならないって言う点も存在しますが、それ以上に重要な問題が存在しているのではないでしょうか。それを考えると・・・果たしてあの解散は本当に正しかったのかどうか、って言う部分は確かに考えられるのかなと思います。
 少なくとも、もう少し広い部分から検討をしなくちゃならなかったんじゃないのかな?そんな感じですね。でも、今度の衆議院選挙、一体どんな結果になることやら。個人的には気になる部分であります。