静岡の高速バス倉庫 アーカイブ

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倫理って言うこと

 一連のマンション強度偽装問題。散々テレビでも騒がれていますが、通勤経路沿いにあるホテルも営業休止してしまっております。会社帰りに図書館寄るときに前を通る程度ではあったんですが。
 本当にこの問題に関しては色んな事を考えてしまいます。民間への業務委託の問題であるとか、天下りの問題、確かに個々の事象としては本当に色々とありますが、どうもどの根っこを辿っていくと同じ問題にたどり着くのではないのかな?と思っており、昨日あたり考えておりました。で、今日(って言っても実際に書いているのは30日な罠w)国会であったと言う参考人質疑のニュースを見ていて明確になりました、問題の。それは「倫理」って言う事何じゃないのかなぁ、と。
 いやいや、別にそんな小難しい事を書こうとは思っていませんし、自分自身も倫理的な人間かどうか?と言われれば思いっきり?が付く訳ではあるんですが、それでも「人として」って言う部分は弁えているつもりでは居ますし、やっぱり仕事をやる上では「何をしなくちゃならないか」って言う最低限のレヴェルは弁えているつもりではあります。それでも、やっぱり「倫理」ってもんは一体どうなってしまったのかなぁ・・・って思うわけで。
 少なくとも商売人って言うか、仕事をする人が持つべき倫理って言うのは「誰かのためになる事をする」って言う事だと思います。まぁ、そこには金銭というものが介在していますが、まぁ、その金銭そのものを悪くは言いませんし。むしろ、「金をもらって何かやっている」=「プロ意識」としての意識向上には役立つための一つのツールになるんじゃないのかな?とは思っています。何かを売るって言う事は、当然ではありますが「お客さんの信頼があって、初めて金銭を媒介として財の提供が可能になる」のではないかと思います。
 結局、この件で突きつけられた問題って言うのは「目先の利益ばかりに捕らわれてしまう」って言う部分であり、本来自分たちが突き詰めて行かなくてはならない「倫理」と言うものをどこかに置き忘れてしまった、って言う事なのではないでしょうか。それは、決してこの問題の当事者だけではなく、常に自分たちの身の回り〜いや、自分自身〜にある問題のような気がします。
 何をしなくちゃいけないのか、短期的なものに囚われる事無く、本当にすべき事を考えなくてはならないな、と。