静岡の高速バス倉庫 アーカイブ

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大阪駅1110-東名静岡1630 42便 プレミアム昼特急2号(西日本JRバス)


車両:744-0975号車(西日本JRバス阪高速管理所)
乗務員 大阪〜三ヶ日:西日本JRバス阪高速管理所 三ヶ日〜東京:JRバス関東 長野原支店

 青春メガドリーム大阪1号で大阪に到着してからほんの4時間ちょい後、再びこの大阪駅桜橋口のバス乗り場にやって来る。いや、本当は日本橋あたりの散策もしたかった所ではあるんだが、今回はそれが主たる目的ではなく、「プレミアム昼特急」の「プレミアムシート」に乗る事が最大の目的な訳で。
 それでも一応は、京橋駅環状内回りのうどん屋さんできつねうどんを啜ると言う「お約束」の事だけはやってきた。それと、何やら非常にぁゃιぃ切符も仕入れて来た訳なんですが。
 先輩のBさんと一緒にダべっていると、1110発の「プレミアム昼特急2号」が入ってくる。ここで、Bさんはふそうの点検済みのステッカーを撮りまくり。

 まぁ、事情が事情なので仕方ない部分はあるが。そんなこんなしているうちに発車時刻も近づいてきたので、web乗車票を提示して車内に乗り込む。

なに、この椅子の大きさ?

今朝方まで乗っていた青春メガドリーム号とは大きな違いである。
 出発時間になり、Bさんと、友人のS君の見送りを受けて一路静岡への帰路・・・って言うか、プレミアムシートでの旅が始まる。車内には各座席毎にシートテレビが設置されており、案内の画面が流れていた。しっかりプレミアムシートの絵も出ていますな。

 座り心地は後で書くことにしても、正直言ってこの日座った座席からの眺望は無に等しい。強いて言えば運転士さんの運転操作が見える程度。対向してくる他の車両なんか正直見えやしません。
 ですが、逆にこの「見えなさ」とか「シートテレビ」が、今までの高速バスでは感じさせなかった「プライベートルーム」的な感覚を持たせてくれる訳で。景色を見ようと思わなければ、逆にこんな配置もいいのかもしれません。
 しかし、いつ見ても12mの二階建てバスを安全に運行する運転士さんの技術は正直すげーって思いますよ、掛け値抜きで。青春メガドリームも凄いですよ。

途中、千里ニュータウン名神高槻・名神大山崎・京都深草と停車していくが、すでにプレミアムシートは大阪発の段階で満席になっており、大阪駅の次に乗車があったのは京都深草。何人かが二階席のスーパーシートへ乗り込んでいく。
 窓の外を眺めると、完全に目の位置はバス停で待っている人のそれよりも低くなっており、はっきり言って寛いでいる様が丸見えです。下手な寝相なんか見られた日にはw。
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 実際、自分にとっては乗り慣れたルートでもあるので大体の沿線風景は分かりますし、それよりも何よりも今回は「プレミアムシートを味わう」のが最大の目的なので、その最大の使命である「睡眠」を取る事にします。
 リクライニングを目一杯倒して、二枚使える毛布をかければ・・・マジで夢見心地、って言うか寝てしまいましたw。気が付けば養老サービスエリアでしたしw。
 しかし、一体このプレミアムシート1脚分で一体、何脚の青春メガドリーム号のシートを置く事ができるのでしょうか?占有面積って言う事を考えれば、この+1,300円って言うのは案外安いのでは?と思ってしまいます。

 どうせ外の景色も見れない訳だし・・・と言う事で席を目一杯リクライニングさせ、再びお休みモードに突入。いや、正直前夜の青春メガドリーム号で寝れなかったのかな?と思う訳なんですが、景色が見れなければ音楽を聴いて寝るって言うのも昼特急の楽しみの一つな訳で。案外こんな風に過ごすと時間もつぶれます。
 で、次に目が覚めたのはJRバス関東三ヶ日営業所。ここで大阪からのドライバーさんと東京までのドライバーさんが交代する訳なんですが、この建物が営業所だったりします。まさか、静岡県内にJRバス関東の営業所が出来るとは思ってもいなかった訳で。ここベースで乗務をしているドライバーさんも居るとか。

 三ヶ日営業所を出れば、すぐに浜名湖のサービスエリア。プレミアムシートのお客さんが全員降りたので、これ幸いに写真を撮影。
 確かに二階席と比べると非常に圧迫感がありますし、更にその椅子の大きさが圧迫感を助長しているって言う話もあったりする訳なんですが、それでもこの座り心地のいい椅子にはかないません。
 今回は正直な話、外装の写真は雨って言う事もあったので撮っていません(まぁ、別の機会に撮ったのがあるのでそれで良しとしているのですが)。まぁ、何だかんだ言っても、この「プレミアム昼特急」は内装の方が正直重要ですよ、ええ、重要。

そんなこんなで、「プレミアム昼特急」の「プレミアムシート」を初体験してきました。
 個人的に一番感じたのは「個室感覚」って言うものでしょうか。正直、東海道の景色を楽しみたい、と言う方にはお勧めできませんし、座席数も少ないので、それこそ発売開始日の10時きっかりに高速バスネットで予約しないと取れないって言う現実はあると思います。
  個人的な感想を言えば、「昼特急」で「プレミアムシート」と言うのはあんまりお勧め出来ないかなぁと。完全に「寝ていきたい」と言う方にはお勧めですが。やはり、「プレミアムドリーム号」用の車両かもしれません。