静岡の高速バス倉庫 アーカイブ

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事件は現場で。

 実際にこの仕事をやってみて思ったのは「結構総務の経験も役に立つじゃん」って言う所。
 実際に総務の頃は出納業務を担当していて、日がな一日振替伝票を作りまくっていたりとか、経理関係の仕事をしていた訳で。実際にはそればっかじゃないんだけど、やっぱり何だかんだ言って一番メインの仕事は支払い関係だった。
 で、今、現場で色んな会社さんの帳簿を拝見させて頂いていると、「この科目は・・・ああ、ここだな」とか言うような感じで頭の中に浮かんでくる訳で。案外過去にやった仕事の経験を生かせているような気がしないでもない。それでも、実際に会社に訪問して「今の状況はどうですか?」とか「新しい設備を入れてどれだけ売上が上がりそうですか」って言う事の調査は流石に経験不足を痛感しているけれど。
 そんな中で「簿記検定」って一体どうなのかな?って思ったりもする。
 恥ずかしながら学生の頃に4級を取った勢いで3級を取ろう(志低っwww)ってやったものの、結局敢えなく轟沈した訳で。これってやっぱり「試験勉強が足りなかった」って言うのもあるんだけど、今となって思えば「具体的なものを抽象化する事が出来なかった」って言うもんじゃないのかな?って思う。簿記ってもんは「具体的な日々の経済活動を記録するためのルール」であり「抽象化して記録するもの」な訳で。実際に幾つものパターンの違う取引があるとしても、そいつをエイヤッでまとめてしまう訳だし。確かにそう考えると「机上の話」として試験勉強をしているだけでは何も分からないような気がするし、果たしてその「簿記3級」って言う資格が本当に役立つかどうかって言う事だと、大して役に立たないような気がする。
 それだったら、やっぱり目の前に具体的なケースを置いておいた上で「じゃぁどうなるんだろ?」って言う事を現場で見る方がいいのかもしれない訳で。確かに「試験のスキル」と言うものは必要かもしれないけど、やっぱり「現場で行われている事を知っている」って言うのは重要だと思うような。
 診断士の試験も早く受けなくっちゃならないとは思うんだけど・・・やっぱりもう少し現場を見て「抽象化」がある程度出来るようになった段階で受けた方がいいのかなぁ。