静岡の高速バス倉庫 アーカイブ

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約束を果たさずに・・・

 地元の友人と話をしていると、こんな話が出てきた。
「いや、未収金を回収する会社があって大変なんだけどさ、その理由って言うのが【子供の学校にお金がかかる】って言うんだわ。でさ、俺も学校じゃ仕方ないですね、って言って帰ってきたんだけど、後で上司に報告したら怒鳴られたよ。その息子って言うのが私立の中学校に通っているんだよ!、ってね」
 どうなんでしょ。
 普通ならば確かに「学校の方にお金がかかって」って言うのは仕方ない部分があるって思う。ましてや義務教育期間中であれば。だけど、それが「私立の中学校」って言うのが自分もそいつも含めて「何か腑に落ちない」って言う事で思わずう〜んと唸ってしまったワケで。
 「でさ、(倉庫番)さんも私立の中学・高校って出ているんでしょ?」
 と振ってきたので、まぁ、こんな感じで答えた。
 「親が子供の教育に金をかけるって言うのは分かるし、自分も幸いな事にそうしてもらったから反論は出来ないんだけど、それって何かおかしく無い?いい学校に入るとか、そのために私立の学校行くとかって言う話の前じゃん。親がそんなんじゃ、子供は一体どうなんだろうね・・・。まぁ、子供に仕事の話ってそんなにしないからねぇ・・・」
 確かに公立の学校の酷さがマスゴミで喧伝されているワケなんだけど、果たして日本国中の学校が本当にそうなのか?って言う社会調査の結果を見たワケじゃないので、本当にその実情を知っているワケじゃないし、私立だって正直な事を言えば「金を持っている・持ってない」で変な差別って言うか何というか、そんな部分も存在するワケだし、少なくとも、これまたマスゴミが喧伝しているほど「全ての私立の学校が素晴らしい教育方針」を持っているワケじゃないし、必ずしもいわゆる「難関の大学」に入れる保証なんて言うものはこれまた無い。
 「学校が全てを解決してくれる」って言う変な幻想をどっかに抱えちゃないだろうか、正直な話。
 何かサービスの提供を受けたにもかかわらず「金がないから払わないよ」って言う構図、これってはっきり言えば「給食費不払い問題」と同じような構図があると思う。確かに子供の教育は親にとって重要な問題。だけど、過去に受けた財貨の対価を「金がないから支払わない」って言う考え方を親がしているって言う所、正直言ってこれは余りにおかしくはないだろうか。
 気持ちは分かる、だけどこれって・・・何かおかしいよな。