静岡の高速バス倉庫 アーカイブ

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フラグはすでに立ってるのか?


中部横断自動車道を通じた交流発展を目指す「静岡市甲府市連携交流会議」が6日、静岡市役所静岡庁舎で第1回会議を開き、パイロット事業の一環として、静岡まつりなど両市の代表的な祭りへの市民の相互参加を検討する―などの取り組みを確認した。
 このほか、▽両市の商工会議所、農協が互いに情報交換や担当者会議を行い、年度内に連携交流プロジェクト案をまとめる▽来年1月に甲府市で開く清水港ポートセールス関連事業の中で、静岡空港中部横断自動車道の基本的情報、建設事業の進ちょく状況などの説明会を行い、甲府市側の利用促進を図る―などの方針で一致した。
 第1回会議には静岡市の福本俊明副市長と甲府市の首藤祐司副市長のほか、同会議を構成する両市の商議所、農協関係者らが出席した。今後、両市交互に年に1度、同会議を開催する。
静岡、甲府連携 静岡で第1回交流会議■11/7静岡新聞
 戦国の頃から甲斐の国と駿河の国は色々とありましたがね。そこらへんは今度の日曜に放送される「風林火山」を見て頂ければ分かるのですが。いや、正直しばらく前の放送で清見寺が出てきて「ちょwwwww、何この清水区wwww」なんて事を思ってしまったんですがwwww。
 まぁ、そんなヨタ話は別にして。
 バスヲタ的観点から見ると、この「中部横断自動車道」って言うのは、静岡の高速バスにとって二つ目の転機になるんじゃないのか?と踏んでおります。現在でも鉄道で特急「ふじかわ」号が走っており、静岡と甲府を連絡する役目を持っている訳なんですが、やっぱりどうしてもそこには時間の壁がある訳で。そうなってくると高速道路と言うインフラによって交流人口の活動が増大する訳ですし、その交流の足として高速バスの新路線が出来て来るんじゃないかなって思うんです。それこそ静岡駅から甲府駅まで、しずてつ・JR東海B・山梨交通・富士急平和あたりが運行事業者あたりで。本数とかは一体どうなるか分からない部分もあるんですけどね。
 とは言え、基本的には「お互いに無いものを相互補完する」って言う形になってくるんじゃないのかな?って思うんです。山梨側から見れば清水港や静岡空港と言った物流拠点へを静岡に求める訳ですし(これって「風林火山」で言っていた事があるような気がする)、静岡側から見れば山梨側に来た観光客を静岡に引っ張ってくる事が出来るようになる訳なんですが。でも、冷静に考えると「静岡」にとっての「山梨」って一体何なのかな?って思うところが実際の所あったりするんですよね。普通の県民で言えば「観光」って言うメリットがあると思うんですが、仕事的に言えば・・・ん、何なんだろう?って思うわけで。仮に出来たとしても中央道方面への抜け道が一つ出来るって言う所なんですよね。実際には。そう思うと、自分たちは「山梨」って言う所の事をよく知らない訳ですし、これは逆にしても同じなんじゃないのかななんて思う所。そうなって来ると「お互いをよく知る」って言う事を今後はやってかなくっちゃならんって言う所になるんでしょうか。
 そんな「相互補完」的なものを見いだす事ができるのか、仮に出来るのであれば「どうやって見いだす事ができるのか」を真摯に見て行かなくちゃならないんじゃね?と思う訳で。