静岡の高速バス倉庫 アーカイブ

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少し目線を変えるだけで。


 県は県総合計画審議会の新委員を決定した。議論をより活性化させるため、50人だった審議委員の数を26人と半減。女性委員の比率を拡大し、防災の専門家も起用する。14日に静岡市内で新委員による初会合を開き、次期総合計画策定に向けた審議をスタートさせる。
 同審議会は、県総合計画の策定や実施に関する重要事項を調査審議する。昭和50年から知事が任命している。任期は2年間。
 県は新委員選任を前に、審議会の検討機能を確保するため、会議の在り方を抜本的に検討。委員総数を抑制したほか、県の審議会委員の選任基準に基づいて年齢や継続就任要件などに配慮した。
 新委員は保健・医療や地域福祉、安心・安全、産業など各界の代表や学識経験者で構成。女性委員の比率は42%と前審議会に比べ10ポイント増やした。継続委員は6人にとどめた。
 初会合では会長を互選した後、平成18年から22年までの県総合計画後期5年計画の進ちょく状況や、本県を取り巻く社会経済状況と新たな地域構造などについて審議する。
議論活性化へ委員半減 新・県総合計画審 ■3/10 静岡新聞
 事務方の中の人は大変でしょうね(棒読み)。
 この手の問題を考える時なんですが、果たしてどこまで「地域の意見を吸い上げる事が出来るのか?」って言う事に常々疑問を持っています。県にしても市にしてもそうなんですが、「総合計画」って言うのは議会に付議しないと思うんですよね。あくまで県知事or市長が決定するもので、どこに民意が反映されているの?って思う所があるんです。当然、議会の決議によるものでは無いので拘束力は無いですし、「頑張ったけどダメでしたフヒヒwwwwサーセンwwww」と言う事も出来る訳で。
 本当はこういう「プラン」こそ色んな人の意見を聞かなくちゃならないんじゃね?って思うんですよね。まぁ、それこそそれぞれの立場で「自分の意見を通したい」って言う人が居るわけでしょうし、やっぱり自分の利害に絡むものにどうやって誘導していくのか?って言う事を考えてしまうのではないか?って思う危惧はある訳なんですが。そんな「利害関係」を上手く調整する立場の人(って言うかファシリテーターって言った方が正確か)をどうやって使いこなすのか?って言うのが一番重要だと思うんですよ。
 後は、その地域の中にいる人が「自分の問題」って認識する事なんじゃないかと。毎日毎日生活していれば、色々と気づいて「ここ、どうにかなんね?」って思う事もあるでしょうし、そんな「些細なこと」の積み重ねが「変えていく事の原動力」になるって思うんですよね。確かにその「色んな問題」を認識しながら華麗にスルーする事も可能ではあるんですが。
 当たり前な事でも、些細な事でも少し視点を変えるだけで・・・案外答えってそこらへんにゴロゴロしているんじゃないのかな?って思ったりしています。はい。