静岡の高速バス倉庫 アーカイブ

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人が足りない@湖西市

 と言う訳で今日は湖西市まで出張で出かけておりました。まぁ、今年1回目の企業訪問が三ヶ日経由と言う事で、お約束のごとく某バス会社三ヶ日営業所隣接の某みかん直販センターで100%ジュースとお土産にドロップを2つ程買ったんですがね。決してバスの写真を撮りたいから三ヶ日経由と言う訳ではありません(つか、浜松西インターからだと浜松環状線を走るのがおっくうで仕方ないorz。あと、訪問先が国道301号線沿いだったってのもあり)。
 社長さんに話をお伺いして、地元の商工会の方にもお話をお伺いしたのですが、意外って言うか何というか「人が足りない」って言う事を同じように話されていたのが凄く印象的でした。確かに外国人研修生を入れれば手っ取り早く解決になるのでしょうけど、業務内容が業務内容だけに「製品を作る上での意思疎通が出来ないと、お客様に満足頂けるものを作れない」って言う事がありました。具体的な業種に関する言及は避けますが、確かに「業種(って言うか得意分野の仕事の内容)を考えると仕方ない部分だな」って思う所はあります。
 実際、湖西市内にはアスモもありますし、トヨタ松下電器の合弁事業である「パナソニックEV」って言う企業もありますので、確かに労働力確保は難しいという話。んで、そんな中で親企業から「生産量増やしてくれ」って言うような依頼があればやっぱり設備を入れて対応するしか無い訳で。やっぱり同じ静岡県でも中部や東部、伊豆とはまったく違う状況にあるのでしょうね。
 正直、湖西市と言えば浜名湖西岸にある「そんなに目立たない市」って言う印象は確かに受けますが、実際に市の歳入のうち70%が立地している企業の固定資産税や従業員の所得税を占めていると言う状況もあり、進出する企業に様々なインセンティブを提供しているとか言う事ですが、やっぱりそんな中で目下の最大の課題は「どうやって働く人を集めるか」と言う事みたいで。色々と県全体の施策として「経営革新」や「新連携」と言うものもありますが、まずは「人」をどうにかしなくちゃならない・・・と話していたのが印象的であり、かつ、一番引っかかって来た部分なんですよね。
 人が居なければ生産する事ができませんし、生産量を上げるのも当然出来ない。それが出来なければ結局企業そのものも持続的発展が出来ないわけですから。難しい問題です。