ニコニコ大会議2008に行って来た。
冗談半分で申し込んだら抽選で当たったので行って来ましたw。そう言えば今朝の日経にこんな記事が出ていたので「さて、一体どうよ？」なんて思っていた所なんです。
実際に、今日のプレゼンはひろゆき氏と夏野氏がやっていたりして・・・って4日付の常勤顧問就任の最初の仕事がこれかよ！と言う感じで場内騒然って言う感じだったんですが、今回のカンファレンスを見る限り「本気で黒字に持って行きたい」って言う内容が端々から伝わって来ましたし。と言うか、NTTドコモを捨ててドワンゴに来るって言うのは、おいらみたいな凡人レベルから見れば「マジっすか？」ってしか思えない部分もあるんですけどね。
携帯電話サイト大手のドワンゴは、ＮＴＴドコモのネット接続サービス「ｉモード」の生みの親で前ドコモ執行役員、夏野剛氏（43）を4日付で常勤顧問に迎える。12月には取締役に就任する見通し。中核事業の動画共有サービス「ニコニコ動画」の海外展開などで中心的役割を担う。
夏野氏はｉモードや携帯クレジット事業を育てた。6月20日にドコモを退社した。ドワンゴは今月下旬にニコニコ動画のドイツ語版とスペイン語版を開始し、「本格的な海外展開を進める」（小林宏社長）。ネット事業のノウハウを持つ夏野氏を迎え入れ、有料会員増などニコニコ動画の営業黒字化に向けたテコ入れを図る。
前ドコモ執行役員の夏野氏がドワンゴへ■nikkei.net IT Plus(7/4)
そんな中で今回の新しいサービスとしてはこんなものがあるとの事で。詳しくはリンク先を見て頂くのが一番だとは思うのですが、特に注目している新サービスって言うのはこんな所なんですよね。
時報uzeeee!!って言う声もあるのですが、このアンケートって言うのは社会調査の一つの有用なツールになるんじゃね？って言うように思うんですわ。ひろゆき氏も言っていましたが。通常のネットアンケートならば「組織票」が出るって言う事も考えられるのですが、このアンケート回答者は「ニコ割アンケート」が割り込んでくる時に動画を見ている人しか無い訳で、そこに組織票の入り込む余地はないと思いますし、ユーザー層としては、今までなかなか意見を表明する事が出来なかった若年層が想定される訳で、様々な社会問題に対する若者の意見を取る事が出来るツールになるんじゃないのかな？と思う所で。ただ、ネットユーザーの地域分布って言う事を考えた場合、どうしても地方圏より都市圏の方が格段に多いって言う事が考えられるので、その部分に関してはIPアドレスから地域補正をかける事ってシステム的に出来ないのかな？なんて思う所があったりします。それこそ、●○県内在住者向けとか言う感じで。行政機関も案外使えるような感じなのかなぁ、なんて思ったりもする所なんですが、ええ。
一斉アンケート機能、『ニコ割アンケート』が登場します。
「ニコ割アンケート」では、特定の時刻になると動画が一時停止し、ユーザーの皆さんへ、一斉にアンケート画面が割り込んできます。
アンケート終了後、結果が送信され、一定時間後に結果表示へのリンクが出現。皆さんのアンケート結果がご覧になれます。
「ニコ割アンケート」は、不特定多数の皆さんへ、同時にアンケートに参加していただくという画期的な試みで、数万人への調査が一斉に行われる、ネット空間で最大級の世論調査ができます。
ニコニコ動画(夏)追加機能、その他お知らせ一覧
後は、所謂「MAD動画」の削除問題に関して。
色々と言われてはいますが、冒頭の社長のプレゼンの中で「文化として定着させて行く必要がある」と言う事を明言していました。MADによって媒体の売上が上がるとか言う事を云々言う訳ではありませんが、文化ってものの本質は「真似る」事から始まったと言うのは確実な事ですし、実際に先行事例を活かす、って言う事は行政機関でもやっている訳で。それこそ、ここら辺に関しても「MAD」って言う事が出来ると思いますし、色んな部分でMAD的な考え方って言うのは知らない間でやっている事だと思うんです。そんな中で「文化として定着させて行く必要がある」と言うのは一つの新しい方向性を提示したものだと思いますし、企業も考え方を変えるべきなのかな、なんて言う事を思ったりもした訳で。
会社を午後から休んで行った訳なんですが、色んな面で真面目に面白かったカンファレンスでしたよ。
うはwwwww、IKZOの中の人から花も届いているしwwwっw
