静岡の高速バス倉庫 アーカイブ

過去記事のアーカイブになっています。

馬走御門台連絡線・雑感

 と言う訳で第4セクターさんのBlogを見ていてびっくらこいた倉庫番ですw。何やらご指名を受けたのでこれは書かざるを得ない所でw。
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 まず、何回も書いていますが「20年来の宿願」と言うのは満更ウソではございません。自分が今の馬走に引っ越してきてから(今は期間限定で東京都内に居るだろw、って言うツッコミは無しねw。今でも清水市民区民ですので)既に20年以上経っていますが、その間は自治会の方から何度も市議会に「バス路線を開設してくれ」と言う陳情を出していた、と言うのはあります。ですが、その度に帰ってきたのは「道路が北矢部まで繋がったら検討するけど、それまでは路線を作るつもりは無いですよ」と言う回答だったりとか、開発当時に「住宅地の環境が通過交通で悪化する」って言う反対意見もあったために開通できないと言う事でした。
 その話が「今となって見てみて動き出した」のはこの日のエントリだったような気がします。と言う訳で再録してみました。


「あんた、しずてつの新路線計画って知ってる?」
「知る訳ないじゃん。仕事でもそんな接点無いんだから。」
「3時頃、しずてつのバスが近所を走っていたよ」
「え?近所って?」
「町内会の会館の所。」
「老人会の貸し切りなんかじゃね?」
「いや、貸し切りにくっついている案内表みたいのは無かったし、普通の路線バスだよ」
「どんな人が乗ってた?」
「運転士さんと、あとスーツ姿っぽかった人だったような気が。」
フラグ立てちゃった?(07/11/29)
 この時は結果として「蜂ヶ谷御門台連絡線」と言う試験運行がその後試験運行となった訳ですが、この段階で「既に入線試験を済ませてある」と言う事になるのでしょうか。今となって思えば、静岡市も公共交通が不足している地域への路線を検討していた中で、蜂ヶ谷御門台線、そして馬走御門台線の何れかを運行する意思があったのでは?と思う所なんです。この辺りの必要性に関してはこのエントリを見て頂ければと思う所で、基本的に現在のスタンスと変わっておりません。
 ただ、主たる目的が「地域交通の確保」と言う観点ではなく「地域環境の維持」と言う点である、と言うのは今後の新しい展開を示す一つの方策なのかもしれません。以前行われた蜂ヶ谷御門台間の路線は「中心部の交通渋滞を解消する試み」と言うものがありました。蜂ヶ谷だったら路線バスも清水駅前まで走っていますし。ですが、馬走のここらへんと言うのは完全に自家用車に頼らざるを得ない場所である、と言うのは大きな違いだと思うんです。今まで路線バスが走ってなかったところに路線バスを走らせてみてどれだけお客さんが転移するのかを見る、と言うのが最大の目的だと思う所です。
 それが故に、朝6時から夜10時まで30分おきに運行と言う「誰がこの時間帯のバスに乗るんだよ」的なダイヤ設定になっているのかと思いますし(この部分に関しては「どの時間帯に運行すればお客さんが多く乗るのか」と言う事も調べたい、と言う話を伺う事も出来ました)、バス停も「一番自転車や徒歩で行くのが面倒な場所」(要するにるりが丘北・るりが丘南バス停)間は距離を短く設定しているのではないかと思う所なんですよね。1/4のエントリを見て頂ければ分かると思うのですが、相当坂が厳しい場所ですから。
 ただ、正直言えばこの路線が本運行になる可能性は低いと思いますし、仮に本運行になったとしても1本/時間位になるのではないかと思う所で。いや、この試験運行で恩恵を受ける地域に住んでいる自分としては、もし今静岡に居るのならば絶対通勤に使いますよ。だって便利ですから(マジ)。車を出さなくていいわ、クソ寒い中を原付で草薙駅まで行かなくていいわ、って事を考えるとバスで行った方が正直楽ですもん。環境問題云々抜きにして。

 運行期間中の帰省は予定してないので、正直自分が乗る機会はもう無いかとは思いますが、願わくはこの路線が定期運行になって欲しい・・・って思いますね。正直に行って。