静岡の高速バス倉庫 アーカイブ

過去記事のアーカイブになっています。

復活の狼煙?

 と言う訳で昨日は速報でお伝えした倉庫番です。
 既に第4セクターさんの方でも書かれてはいますが、おいらなりに個人ワークの間で色々と考えてみた事を書いてみようと思ったりするところで。ただ、自分自身の浜松に関する認識は「出張で行った事がある程度」ですのでそんなには詳しくありません。間違った認識があればごめんなさい。
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【その1】外部環境の変化
 少子高齢化による利用者の減少、自動車普及による公共交通機関から自家用車への移行、浜松駅周辺の中核性の低下、って言うのがあるものと推測。それらの要因が重なり合って在来線(一般路線バス)の需要が低下って言う構造になってくるのでは、と思う所なんですよね。よって、その減収部分をいかにしてカバーするが当社にとっての課題となった。
【その2】内部環境の変化
 これは何かと言えば「中部国際空港線」の定着。何で横浜系統と関係があるのか?と言えば、各インターの近所に自家用車駐車場を整備し「パーク&ライド」と言うのが可能である、と言うのが地域住民に定着したと言うところか。わざわざ浜松駅まで行かなくても、近所のインターにある駐車場に車を止めればOKと言うのは利用者にとって便利な話。また、西部は中部(静岡市)に比べ平地面積が広いと言う面もあるかと思う。
【その3】運行路線の選択
 確かに東京や名古屋、京阪神方面と言う選択もあるのだろうけど、いずれにしても共同運行会社の選択と言うのをしなくてはならないところ。新宿であればJRバス関東(新南口)か小田急箱根高速バス(西口)、東京駅であればJRバス関東となるが、既にJR東海バス京王バス東は「渋谷・新宿ライナー浜松号」を運行しているので、これに参入するのは困難かと。で、新宿に入ろうと思ってJRバス関東小田急箱根高速バスと組んだとしても、静岡駅前におけるしずてつとJR東海(鉄道)の関係で「競合路線は駅前ロータリーに入るな」と言うものが有るのではないかと。
 将来的な事を考えるとJR東海バスとの共同運行と言うのも視野に入れるのであれば・・・JR東海グループとの無用ないざこざを避けたい、って言うのがあり、今回は直接の競合がない横浜線の運行開始、って言う流れではないかと推測。
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 ざっとこんなもんですw。妄想もありますがw。
 しずてつの場合には新静岡発にすると葵区内・清水区内でしか停留所を設定できないのが弱みではあるのですが、遠鉄の場合は浜松駅始発にしても各インター毎に駐車場があったりとかして、しずてつとはまた違った「沿線のお客さん」を拾うことが出来るのが強みなのかな、と思う所。それこそ、名古屋・関西方面だったら浜松駅前始発ではなく掛川駅始発で東海道線駅前や各IC乗車場所から乗客を乗せ、最終的には三ケ日(どころか豊橋北BSも可能か)あたりから向かう事も出来る、って言うのはかなり強いのかもしれないですねぇ〜。
 しずてつとはまた違った路線展開を楽しみにしたいところです。