静岡の高速バス倉庫 アーカイブ

過去記事のアーカイブになっています。

とある昼間の長距離路線

 と言う訳で、以前から乗りバス業界で話題になっている「八王子・渋谷〜金沢線」に乗りに行って来ました、いや、静岡への帰りに使った訳なんですが。
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 東大和市から八王子までは西武拝島線八高線乗り継ぎで。八王子駅北口から乗ってしまっても良かったのですが、やはり始発から乗りたいと言う事で京王八王子駅まで行ったのですが、八王子は全く行った事が無かったので、余裕で乗り場を間違えたり。無事に発車時刻の10分前には余裕で到着できたので良かったのですが。
 バスは西東京バスのDH20375号車。色んな方の乗車記と一緒のセレガRのスーパーハイデッカー車。日頃の生活の中ではなかなか乗る機会の無いSHD車だけに、新鮮な感じでしたね。で、お約束のごとく八王子から渋谷までは途中の中央道上での乗車は一切無く貸切と言う状況。

 渋谷マークシティには20分前の1130着。ここからお客さんが2名乗って来て、都合3名で金沢を目指すことに。気になってドライバーさんに「お客さんってこんなもんですか?」と話を聴いてみたところ、「夜行は結構お客さんが多いので、昼はガラガラでも大丈夫みたいですね。全くお客さんも居ない事もありますし」と言う事で。それはそれで問題あるとは思いますが、長期休暇の間は結構予約が入っているみたいで。とは言え、一体いつまで路線が残るのか気になる所ではありますがね・・・。
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 バスは中央環状新宿線池袋線〜外環道〜関越道〜上信越道と走っていきますが、自家用車でハンドルを握っている板橋本町出口の本線をバスの車内から見るのは不思議な感覚。関越に入ってしまうとあとは3月に佐久に行った時に乗ったJRバス関東の佐久・小諸線と同じ風景になるので思いっきり省略。休憩は上里SAではなく高坂SAではありましたが。

 この光景は本当に東名じゃ見ることが出来ないですよね。碓氷峠を高速で抜けていくと言うのはやっぱり不思議な感じだったりするところです。そして、碓氷峠を越えて佐久市に入ると

 佐久平の風景が。山を超えれば全く違う風景が見えると言うのも本当に面白い所ですし、高速バスでないと見ることができない風景なんじゃないのかな、なんて思ったりして。

 更埴JCTから更に北へ足を進めて行くとちょっと行った先にある松代PAで2回目の小休止。以前同じ金沢に行く時に乗った「金沢エクスプレス」(西武バス便)と同じ場所。やっぱりここに来たら・・・

 おやきを食べなければw。今回は野沢菜と茄子味噌をチョイスしたのですが、野沢菜の方がおいら好みの味であった事を記録しておきます。バスの中も本当にノンビリムード。自分も景色を見ていますが、iPadで音楽を聴いていたりしてました。結構iPadiPod機能を今回は使いましたが・・・バッテリー持ちますよ。その代わり、docomoの携帯がバッテリー切れを起こしていたとか(充電が不十分だったっぽい)、iPhoneのバッテリーがかなり厳しい所だったとか色々ありました。長距離の乗りバスは楽しいのですが、モバイルガジェットのバッテリーをどうやって持たせるのかが大変な所です。
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 そして新潟県。考えてみれば新潟県内を走る訳なんですよね。上越市内を走る訳ですから。日本海を遠くに望んでから今度は北陸道へ。時間帯も夕方になってきたので、日本海の夕日が見えるのかな・・・と思ったところですが、やはり梅雨と言う事で残念ながら拝むことはできませんでした。が、



 こんな感じで雲の切れ間からの夕日が日本海を照らしているのを見かけることもできた訳で。天気ばっかりは仕方無いですが、見れただけでも良しにするしかない所か。でも、いつ見ても親不知の海岸の構造物は凄いなぁ・・・って思う事しきりです。電車から見るより、やはり高速バスで見るのがいい感じでしょうね。
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 有磯海で最後の休憩・・・30分。時間調整と言う事か、ここで夕食でも食えと言う事なのでしょうか。結局自分は財布も乏しかったので(苦笑)

 鱒寿司のおにぎりを食べてみたり。いや、携帯の非常用バッテリーを買うのは本当に痛かったですorz。それにしても高速道路によってトイレが違うのですが、やはりネクスコ中日本管轄の区間のPA/SAのトイレの方がきれいですね。東日本の方は確かにきれいに掃除してあるのですが「古い」と言うか何と言うか。あ、そう言えば今回は車内のトイレ使ってなかった。
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 富山空港の誘導灯、きれいです。
 それとは関係無いですが、一日バスに乗り通して日が暮れて、最終目的地直前の高速を走っている時って言うのは、どことなく雰囲気として「まだ降りたくないけど、早く降りたい」と言う気持ちになってしまうんですよね。だからどっちなんだいって言う所なんですが。目的地に着いたって言う安心感もあれば、快適な車内でもう少しのんびりしていたい、って言うのもあるところかと。この感覚、それこそ山陽道昼特急博多号で良く感じるところで。あ、そう言えばまた機会を見つけて山陽道昼特急博多号でも乗りに行きたいところです。いや、その前にこの路線の逆方向かw。

 そして金沢駅には定刻着。約8時間の長旅でしたが、そんなに疲れる事無くやって来ました。本当だったらここでホテルにチェックインして地元の美味しいお酒でも飲みに繰り出すか・・・ってしたいところなんですが。