静岡の高速バス倉庫 アーカイブ

過去記事のアーカイブになっています。

何気なくネット散歩していて。


 研修中、中央線電車を結構(他の同期生から見れば)使っていた倉庫番です。たまたま何気なくネットを散歩していたらこんな記事を見つけたり。
オレンジ電車おぼえてる?
 マニア向けでも無く、かと言って子供向けの知識的な本でもなく、それも沿線にある高校生が作った絵本と言う事で非常にどんな内容か気になる所。ページを追っていって見てみると非常に興味深い内容もあったりする。だけど、こんな内容を見つけて正直ハッとしました。


しかし、取材したことをすべて表現することが仕事じゃない、「思い」や「気持ち」を取材した私たちが汲み取って濃縮し、そして絵本の1ページのどこかに表現する。それが、今私たちが取り組んでいる絵本制作の学習の意図なのです。
「知っていることを全て語ることなく全てを表現する。」
そんな一見矛盾した無茶苦茶なことは、実は世の中で高く評価を受けているものに共通するセオリーなのです。そうした表現技法があることを、彼女は今回の絵本制作で多いに学んだようでした。
中央線201系オレンジ電車の絵本制作秘話その1■智慧の実.net
個人的に「う〜ん」と唸りながらも、これっていわゆる「問題の切り分け」になってくるのかなぁ、なんて言う事を思ってしまいました。世の中には色々と解決しなくちゃならない問題はあるのだけど、それらの問題を全部一気にまとめて解決するなんて言うことはできない。そんな中で色んな基準があるにせよ、問題に対するプライオリティを定め、その上で「じゃぁこの順番で解決して行こう」と言う「課題」に切り分けることをするのですが、得てしてこの子たちは「絵本」と言うアウトプットを創り出す段階で、「課題の切り分け」と言うものをして行っているのかなと思ったり。
そして、「知っていることを全て語ることなく全てを表現する。」と言うこともこれまた大事な事なのかなと思ったりします。何でかって言えば、結局色んな問題は複雑に絡み合っているわけで、その絡み合った問題を全部解決するというのではなく、「この部分を解決できれば、次にこの部分を解決することが出来るんじゃないの?」って言うことを言うことができます。なるほど、そう考えれば「全部解決」などという無茶な事を言わなくてもいいのかな、更に言えばリソースの配分も上手くできるのでは、と思うところがあるのです。
などと、妙にまじめくさった事を書いてしまいましたが、何か8/10に中央線沿線の本屋さんで販売開始するとのこと。どうせ来週は東京に行くので、その際には買って来てしまおうかなどと思うところで。