静岡の高速バス倉庫 アーカイブ

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ちょっくら沼津まで行って来た。

 昨日の話ですが、ちょっくら用事があったので沼津まで行って来ました。ええ、当然出張ですよ。会議の時間まで多少あったので、久々に沼津のまちなかを歩いてみました。

 狩野川べりの風景。昔はこんなコンクリートの水辺空間なんか無かったように思います。


 その一方で、すぐ近所にはこんな時代を感じさせる商店街もあります。
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 沼津には小学4年生から中学2年生の1学期までの間住んでいました。もうかれこれ20年以上昔のお話です。変わる所は確かに変わりましたが、変わってないものもあって本当にほっとしたところなんです。以前あったスーパーの裏にある惣菜パン屋さんは健在でしたし、小学生の頃の同級生の文房具屋さんはその頃のまま。
 でも、そこに歩いている人はあの頃と比べてどうなのかな?と思うと正直思いっきり少なくなっていました。それだけ20年の間にライフスタイルが変わったところなのか、それとも大規模小売店舗が郊外に出来たからなのでしょうか。ある1つの事象だけで変わるわけではないと思います。色んな事情が重なり合って「今」を作っていると思うのです。
 そして、「その場所」に生きている人も居ます。築50年の商店街、そこに住む人も高年齢化。そうなって来たときに「ここをどうしたらいいのか?」と言う事を余所者〜いや、厳密には余所者では無いのですが〜としてつい考えてしまいます。でも、それを決めるのはその町に住む人。既に外野に居る人が言う事は何も出来ないのが正解かもしれません。




 だけどもし、1つだけ願いがあるのならば。

 こんな「路地裏」の風景をどこかに残しておいて欲しいと思うのです。自転車でこの路地裏を駆け抜ける子供たち、そんな風景が10年後も20年後もこの界隈に残っていることが、願いなのかもしれません。