静岡の高速バス倉庫 アーカイブ

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「メディアアートと地域産業」- 感想的な何か。

 静岡文化芸術大学の主催した「メディアアートと地域産業」と言うシンポジウムを聴講しに浜松まで行ってきました。結論から言えば「こんな面白いシンポジウムを年末にやるなんてもったいなさ過ぎ!」って言うのが偽ることのない感想です。
 シンポジウムの内容は、「俺の冬休み」シリーズのネタとしておくことにしますが、個人的にかなり感銘を受けたのは以下のところです。


・「クリエイティブ・クラス」は「創造的階層」なんて大げさなものじゃないよ。
・「ノンプレイス・アーバンコミュニティ」ってこと。
・都市性の本質って言うのは「巨大なコミュニケーションのスイッチボード」だよ
・創造産業ってのは「ボヘミアンやヒッピーの進化した部族(tribe)によって牽引される経済活動で、単なる産業連関じゃないよ。
・文化のもつ「価値生産過程」の中で生まれてきたものが、貨幣の代わりになってきてるよ。
・コンテントに関する産業って言うのは「モノを媒介にしている経済とは全く違うよ」
 まだガッツリと考察したわけではないので何ともいえないのですが、どうも個人的に日本の「クリエイティブ・クラス」って言うのは実はオタク関係の文脈で動いているユーザー、もとい、プロシューマーなのかなと思います。それぞれの所に暮らしながらも、それぞれのクラスタを作っているっていう状況は確かにありますし、そんな中における「価値」と言うものを考えてみると、確かに既存の経済活動における文脈で考えることはできないですからね。


BSCの勉強をするって言うのは会社からの冬休みの宿題、「クリエイティブ・クラス」に関する考察をするのは自分自身の冬休みの宿題なのかもしれませんね(笑)。