静岡の高速バス倉庫 アーカイブ

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しみずライナー号の変化(23/2/1)

 と言うわけで、以下は管理人の妄想も含めた考察。どうせチラシの裏なので「他人のチラシの裏に興味のない方」のために折り曲げておきます。
【ダイヤと路線の性格】
 このダイヤを見た感想は「よくもここまで本数残ったな」と言うのが第一印象でした。以前JRバス関東富士急シティバスで運行していた「東京沼津線」こと「さんさん沼津号」は2往復だけになってしまったことを考えると、沼津と清水の違い(在来線での東京までのアクセシビリティ)があるとは言え、随分残ったものだと思います。
 その理由を考えると、やはり「新幹線と競合しうる可能性がある」というところかもしれません。出張の際に少し早めに行きたいと言う方には2号や4号、土休日には結構お客さんが乗る6号、ここらへんまで残るのではと思ったのですが、それ以降の8号/10号も残ったと言うのは意外に思えました。恐らくは、東京からのお客さんのことを考えたのかとは思いますし、現在売っている駿河湾フェリーとの連絡乗車券の絡みもあるのかもしれません。
 今回の改正によって「しずてつ」の単独運行になったと言う事は、裏をかえせば「しずてつの考え方で様々な営業施策が打てる」ようになった、と言うことにもなります。さらに言えば、しずてつのライバル会社であるJR東海バスが撤退したことによって、「しみずライナー」の乗車率向上のため、現在駿府ライナーでも扱っている「早売7」や「トクトク割」と言った割引施策の実施もしやすくなったのではないかと思います。
 ただ、その場合に考えないとならないのは、同日のダイヤ改正から「永楽町」に停車になる「駿府ライナー」との違いをどうするのか?という事になるでしょう。しずてつがそれぞれの対東京路線をどのような性格として捉え、路線を育てていこうとしているのか、これも楽しみなところです。
【車両】
 で、今回の改訂は2往復だったしずてつ便が一気に5往復になるという点です。今、担当している西久保営業所では中部国際空港線を2往復、しみずライナーを2往復の合計4往復に対し、車両を5台(394,401,530,570,607)で運行しているのですが(予備車?の3006は除く)、今回のダイヤ改訂で7往復担当することになるのですが・・・どう考えても車両が足りないような気がしないでもありません。駿府ライナーも増便(現時点では会社別本数不明)になることを考えると、まさか鳥坂からのコンバートは難しい。そうなると・・・新車導入になってくるのかなと思うところです。