静岡の高速バス倉庫 アーカイブ

過去記事のアーカイブになっています。

「他のまち」をみること。

 微妙に金曜日の続きと言うか何というか。
 「「東京や名古屋、大阪以外」のまちを観る事が自分にとって必要」と書いたのですが、何でそんな事を書いたのかと言うと、結論から言えば「普段じゃなかなか乗れない路線に乗りたい」って言うのがその根底にあるのですが(おい)、自分の中で色々と「見慣れている」部分がこの3つのまちにはあるって言うところなんです。少なくとも東京は1回/月は必ず行ってますし、名古屋は多少行きにくい部分があるものの行こうと思えば4,280円で行く事ができる場所。大阪になると多少はハードルが高くなるので「旅」と言う感覚はあるのですが、一応は乗り換えなしで行く事が出来る場所になっている。

 自家用車で行く事も考えればこれに甲府とかの山梨県内が入ってくるのでしょうけど、やっぱり基本的には名古屋・東京あたりが日帰りでの限界(いや、日帰りでも最近は正直辛いですが)。距離的に見れば、長野あたりも実はそんなに遠くない(興津から佐久まで約160kmと判明)のですが、その行程はほとんどが一般道。大体4時間程度はかるくかかる程ですので、正直自家用車で行くとなると日帰りじゃ無理。また、仕事関係でも買い物関係でも東京に行けばほとんど済んでしまうので、「別に出かける必要無いんじゃないの?」と言うのが実際の所になってしまうのが実際のところなんですよね。

 ここって静岡の「良いところ」であると同時に「あんまりオープンにならないところ」なのかなとこの趣味をやっていると思うんです。「対東京ではどうか?」とか「対名古屋ではどうか?」と言う観点で見てしまい、自分たちの居るところが「都会から見た場合に幾つもある地方都市の一つ」と言うことを忘れてしまうのでは?と思うところなんですよ。あまつさえ「東京の一部」とか言う感覚を持ってしまうと言うか何と言うか。

 決して望ましくはない環境だと思います。
 今の環境が余りにも良すぎるのでベンチマーキングしてないと言うか何というか、そんなもんなんだと思います。例えば長野の場合であれば「長野市内」と「松本市内」で結構違いますし(よそ者の観点から見て)、それぞれの魅力があるって言うように思うんですけどね。確かに静岡県として見た場合には「静岡市」と「浜松市」と言う対立構造があるとは言え、お互いに都市の形成過程は違いますし、現在の都市構成も違う。そうなってくると本当は「今の自分達に近い環境にある都市をベンチマーキングして色々と見る」事が必要なんでしょうが。

 いや、本当にずっと静岡に居っぱなしって言うのも結構シンドいもんですよ。(結論はそれかw

 ・・・って書くと「だったら引っ越せよw」と言うような話も出てきてしまいそうなんですが、そこはそう簡単に出来ないのが今のご時世の辛いところ。流石にどんなだめなことをするにしても、やっぱり「自分の居場所」と言うものや、「経済的基盤」は必要ですからね。