静岡の高速バス倉庫 アーカイブ

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沼津が・・・

 ひときわ大きなシンボルが消える−。セブン&アイ・ホールディングスが西武沼津店の撤退方針を固めたことが明らかになった27日、沼津市の商業関係者らは衝撃を隠さなかった。2004年には丸井沼津店が閉店し、富士急百貨店も大幅縮小したまま。沼津市中心部の商業空洞化が一段と進むことが懸念される。(以下略)
西武沼津店撤退】商業関係者に衝撃静岡新聞(6/27確認)

朝飯食べながら全国ニュースで西武沼津店の撤退の報道がされたのには正直驚きました。あまり大声では言えないのですが、沼津市の中心市街地に関する仕事を本業の方で多少噛んでおり、会社ではやはり情報確認に追われておりました。いろんな意味で前提条件が狂ってきて「こりゃ前提条件見直しで色々としなくちゃならないんじゃね?」と言うことを色々やっていたり。はぁ。

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沼津の西武と言えば、川越から静岡(と言っても富士ですが)に引っ越してきた時に初めて行ったのですが「これで【西武】なのかよ・・・」と思ったものです(特に我が家の中の人が)。自分もそうなのですが「西武=池袋」と言うイメージがあったので「入ったらすぐ出口」と言うこの沼津店の小ささに「えっ?」と思ったり。こんなんで大丈夫なのか?と思ったところではあるのですが、結局以来約30年。沼津から清水に引っ越してからは行く機会も無くなりましたが、今までよく続いてきたと言うのが率直な感想です。

自分が沼津に居た頃の駅前と言うと、やはりバスの話もありますが(箱根登山鉄道バスの元箱根行とか東海バスの御殿場行とか、今となっては「何それ乗っておけば良かった」と思う系統もありますが)、やはり西武や富士急も元気であったりとか、仲見世通り商店街ももっと元気だった印象があるんですよね。自転車で駅前まで行くことはしょっちゅうありましたし、バスで行く事も多かったわけで。自分にとっての「沼津」のイメージって言うのはやはり「東部地区の中核的都市」と言う印象でしたので、今の会社に入って出張で沼津を通った時に感じた「えっ?これが沼津のまちなの?」と言うことにショックを受けました。

実際に、駅北にはイシバシプラザ・イトーヨーカドーもあったり、大岡には西友、清水町にはサントムーン柿田川もあるので「日常の買い物には困らない」わけですし(それよりもっと驚いたのはアーケード名店街のスーパーが無くなったことか)、横浜までは自動券売機できっぷを買って行けるだけの距離(会社間をまたぐのでtoicaじゃ行けないですが)買回り品なんかは横浜に出ちゃうんだろうなぁ(静岡市内じゃなくって)って思う所もあったりするのですが。

そう考えると「時間」の流れって言うのは確実なのかもしれませんが、気になるのは「沼津の中心市街地」が一体どんな方向に動いていくのか?って言うところかと。沼津駅前にデパートが全く無くなってしまうわけですし、中心部の核をどうやって維持していくのか、非常に気がかりです。