静岡の高速バス倉庫 アーカイブ

過去記事のアーカイブになっています。

久々の貸切バスでのお出かけ

読者の方のお誘いを受け、東京方面まで出かけて参りました。
お誘いがあったときは「う〜ん、前日に勉強会があるので2日連続、それも一旦静岡に戻ってきてから東京かぁ」と正直思ってしまったのですが、行先が「JRバス関東東京支店ですよ」って言うことを聞いて「行きます行きます」と言う事でホイホイ釣られてしまいました。正直、鳥坂営業所でも喜んで行きかね無いのですが(え

本日のエントリに掲載した写真に関しては、JRバス関東東京支店様の撮影及び公開許可を頂いております。なお、このエントリに関しては写真の転載をお断りさせて頂きます。

清水駅前からバスに乗り、新東名経由で塩浜の車庫へ。そこに待っていたのは・・・


00年プレミアムドリーム車と、05年プレミアムエコドリーム車。「プレミアムエコドリーム」って何やねん、と登場当時に突っ込まざるを得なかった車両です。実際に車内を拝見させて頂きますと・・・

 

こんな感じでした。上の大きな写真はプレミアムシートとスーパーシートの境界付近、下の写真左側はレギュラーシート男性用、右側はレギュラーシート女性用です。1台の中で3クラス制になっているのは西鉄の「はかた号」や中国JRバスの「京浜吉備ドリーム号」になっています。恐らくスーパーシートに関しては「はかた号」のビジネスシートより幅が広くなっているのかとは思いますが、それにつけてもレギュラーシートの圧迫感よ、と言う感じでしょうか(先にプレミアムシートやスーパーシートを見てしまっただけに)。レギュラーシートの男性席にはカーテンはありませんが、女性席にはカーテンが設置されていました。
実際にJRバス関東の3クラス車両は初めて拝見させて頂いたのですが、何でしょうねぇ。何かすごく「狭さ」と言うか「圧迫感」を感じるわけで。それでも、徳島行に入ると言うのは競合の関係というのもあるのでしょうか。

そして、JRバス関東には1台しかない「アレ」こと、H658-01415号車。見た目は正直アレですが、ここまで来ると「来たらラッキーどころの騒ぎじゃない」の車両です。こちらも車内を見学させて頂きました。

 車内は40人乗りとなっていますが、実際に座ってみると想像するほど狭くはありませんでしたし、運転席側の最後尾座席(10番CD席)の足元は楽座車40人乗りよりも広くなっています。と言う事は「試しにこの車体で入れてみた」と言うところなんでしょうかねぇ。お話をお伺いしてみますと、流石に東名高速線の名古屋行には入れないものの、各支店や営業所共通の予備車と言うことで、本当に入っている路線は決まってないとのことです。駿府ライナーにも入ったという話を聞きましたが、自分が乗ったらtwitterの方で大騒ぎするのは確実ですね。1台しか無いわけですから。

 その後ですが、サプライズと言うことで00年プレミアム車で「東京ゲートブリッジ」まで往復&フォトランと言う事になり、乗車させて頂きました。00年プレミアム車・・・と言えば2階席は9列。はい。

 足元も広々としており、眺めも最高でした。今日は8A席をに座らせてもらいましたが、これに乗ってると「このタイプの車でプレミアム昼特急が来たら、本当に乗ってノンビリしたい」って言うような感じです。椅子換装前の最前列には乗りましたけどね。

 普段では絶対見ることのない場所で見ることのない車両も撮ることができました。

***

 そんな写真を撮っているときにも、支店内は動いていました。
 これからお客さんを乗せて出発するために東京駅や新宿駅まで向かっていく車両もあれば、支店に帰ってくる車両もありました。次の仕事のために暑い中車両の整備をするスタッフの方も忙しくしていましたし、ドライバーさんも次の安全運転のために大事な休息を取っていらっしゃいました。
 普段「当たり前」に乗っている高速乗合バスも、多くの方に支えられて居ると言うことを改めて認識することができました。これからも乗るときには少しでも感謝の気持ちを持って乗りたいと思いますし、微力ではありますが、そんな「高速乗合バスの良さ」をここから発信できればと改めて感じました。

 今回お誘いを頂いた読者の方、お忙しい中見学・試乗・フォトランにご協力を頂いたJRバス関東東京支店の皆様、そして、静岡から東京まで安全快適に貸切バスを運行頂いたしずてつジャストラインのご担当者の方には、誌面ではございますが心から感謝致します。