静岡の高速バス倉庫 アーカイブ

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5直乗ってきてみた。

 と言う事で久々の「横浜ライナー」往復をしてきたのは、東急東横線東京メトロ副都心線との相互直通運転開始の様子を見に行くと言うのが実際のところです。実際の経路に関してはこんな感じで行ってきました。

3/16 元町・中華街1049→池袋1138 02M運行
3/17 新宿三丁目0832→飯能 52K運行
3/17 川越市1053→渋谷1153 55K運行(川越市→ふじみ野間は快速4104列車乗車)
3/17 渋谷1225→元町・中華街1300 17T運行

 ルールとしては、「東急線内では西武・東武車乗車、東武西武線内では東急車乗車」と言うことだけ決めておきました。いや、やはり「東上線西武線の電車が横浜に入る」って言う事実が重要ですから(この辺り完全に東上民の視点です)

■3/16 02M運行(西武車)

 まずやってきたのは西武6000系の[特急 飯能]行。何回かこの駅は使ったことがあるのですが、ここに西武車がやってくると言う事だけでも正直言って衝撃的でした。この日乗った02M運行は、飯能で出発記念式典があったようでヘッドマーク取り付け編成。先頭部ではファンの方々が写真に収めておりましたが、個人的に印象に残ったのはこの1枚です。
 この列車、やはり「東横特急」だけあってお客さんが非常に多く乗っておりました。始発駅の元町・中華街から乗り込んだので余裕で座る事ができましたが、横浜発車の段階で既に満席、菊名では相当詰め込みと言う状況で渋谷着。渋谷でもお客さんが降りましたが、新宿三丁目まではやはり混んでいました。その後は空席もちらほら見える状況で池袋へ。渋谷で全て降りてしまうのではなく、やはり新宿へのお客さんも一定数居ると言うのが見た感じではありました。

■3/17 52K運行(東急車)

 実際には新宿三丁目→飯能//飯能→所沢とこの運用には乗りました。
 新宿を早めに出る運行なのでお客さんはそんなに多くなく、今まで見てきた「副都心線急行」と言うイメージを強く持ちました。しかしながら、この紫色の「快急」と言う種別表示、「飯能」と言う行先表示が東急車で出ていると言うのは慣れないが故の違和感を感じたのは言うまでもありません。また、車窓の風景も所沢を出ると武蔵野の田園風景・・・と言うよりも、遠くに山が見え、線路も確実に勾配を上がっているワケでしたので、東急の車両が本当に走っているのか?と言う不思議な感覚を覚えました。
 そう言えば、稲荷山公園駅って自衛隊の狭山基地のどまんなかにあるのですね。

■3/17 55K運行(東急車)
 飯能から所沢まで52K運行の元町・中華街行、西武新宿線に乗り継いで本川越、そして川越市へ。ここからは東武東上線を走る東急車に乗車します。

 東上線では「普通」と言う種別になるのですが、白地の黒抜きと言う種別表示になっておりました。ところが、何か車内で色々とあったみたいで、東急の検修スタッフの方もお見受けしました。まだまだ慣れない・・・と言うのがやはりあるのかもしれません。このまま川越市から乗る・・・と言うのではなく、

 東上線の新種別「快速」がこのダイヤ改正から運行されていました。実際に途中のふじみ野駅で先行する元町・中華街行に接続するので、この「快速」に乗ってふじみ野まで出てから55K運行に乗車しました。
 今までですと和光市東上線池袋方面に乗り換える方が多かったので、この列車もそうなのかなぁと思っていたのですが、和光市を出てもお客さんは減りません。実際に副都心線内は急行運転しますからね。更に小竹向原でも西武線方面から乗ってくるお客さんを迎え入れ、結構な混み具合で新宿三丁目へ。ここでも少し入れ替わりがあった後で渋谷に向かうと言う状況でした。
 日曜日のお昼ごろ、と言う事で結構おでかけ日和だったのかもしれません。

■3/17 17T運行(東武車)

 そして、今回の行程の中で一番乗りたかった東武車運行の東横特急。50000系かなと思ったら9050系と言うことで、期せずして同じ日に9050系2編成とも乗ってしまったのはどう言うことかと。座席は確保出来ましたが、やはりお客さんは多かったですね。大体の方が横浜で降り、元町・中華街に到着する頃には空席も多く見ることができました。

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 と言うことで、駆け足で各路線の相互直通区間(森林公園〜川越市は除く)に乗ってきたのですが、感じたのは素直に「こりゃ凄いわ」と言うことでした。確かに東武車は半蔵門線経由で田園都市線まで入ってはいますが、横浜の中心部と言えば横浜駅みなとみらい線の沿線。そこで東武車や西武車を(頻繁ではないものの)見ることが出来ると言うのは「時間の流れ」と言うものを非常に感じました。
 定期的に通して乗車する、と言う方はそんなに居ないとは思うのですが、「電車の行先」と言うのは「地域の宣伝」と言う事では大きな役割を果たすものだと思うのです。そんななかで、今回飯能市の方が元町・中華街駅で宣伝をしていたことや、飯能市の方が元町・中華街駅で嬉々として写真を撮っていた事が印象的だったりします。

 どんな想いで、この飯能市の方が「5直運転のはじまり」を感じていたのか、気になる所です。実際に西武鉄道とコラボして「ヤマノススメ」のPVも一部編成では流していましたからね(写真は直通運転開始前に撮影)