静岡の高速バス倉庫 アーカイブ

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「美の条例ーいきづく町をつくる」 すでに1/31だけどな.

昨日届いた「美の条例ーいきづく町をつくる」(ASIN:4761521538)を読んでいたらこんな時間になってしまった.興味があるって言う事は当然なのだが,まさかここまで読み込んでしまうとは思わなかった.結局まだ寝てないし.まぁ,明日(って言っても実質今日なのだが)は出かける予定が無いのでまぁOK.
真鶴町の「まちづくり条例」に関する事を書いてあり,示唆に富むところは結構大きいんだが,そのままこの事例を実施できるとはとてもじゃないけど思えない.ただ,確実に言えるのは「公共圏をどうやって作るのか」って言う事の投げかけじゃないかと思う.正直に言えば,東海道線真鶴駅を通る電車の中から町を見ても「そんなに『美』ってもんにこだわっているのか?」って思うところではあるが,この『美』と言う言葉の意味をどう捉えるのかって言う事がキーになるんじゃないのかと思う.単純な「美しさ」と言う概念ではなく,その裏にある意識までも含めた「美しさ」と言うか何と言うか,どのような「地域」を創り出して後世に伝えるのかと言ったような「覚悟」(まぁ,意識に入るわな)までも含めた「美しさ」って言うような気もするわけで.
確実なのは「担い手の意識」って言うのが最終的な結論のような気がする.人口で言えば決して多くない.無理して政令指定都市になろうとしているような某静岡市の5分の1位の大きさ.確かにそれ位であればコンセンサスの形成がしやすいって言うのはあるかもしれないが,どれだけの住民が市民であるのかと言うような事が最大のkeyになってくると思う.
別の日に日記で書いたが,静岡市の区割りは3つであり,現在その区名を決める投票が行われているものの,どうもこの3つと言うのは括りが大きいのではないだろうか.いや,確かに静岡市に実質的に吸収合併されてしまった清水市のプライドを取り戻すって言うものもあるかもしれないが,本来だったら中学校区単位の行政区画って言うのもアリなんじゃないだろうか.「近隣政府」ってやつ.自分なんかの場合は旧静岡市内の中学に通っていたので,どちらかと言えば中学校区って言うのはそんなに意識してないんだが,基本的にはやっぱり中学校区ってのがコミュニティの組織基盤としてなり得るんじゃないのか?って思う所ではあるのだが.
もうすこしここらへんも考えてみたいものかと.