静岡の高速バス倉庫 アーカイブ

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富士急シティバス三島市、篠原勇社長)と京成バス(東京)が提携して昨年十一月からスタートした県東部と成田空港を結ぶ直行高速バスについて、富士急側が実施した乗客アンケートで「乗り換えの手間がなく便利」などと好評だったことが分かった。同社は「まだよく知られていないこともあるが、利便性や価格で競合する鉄道に十分対抗できる」として利用PRに努めていく方針だ。
今年一月までの三カ月間の乗客数は、提携する京成バスも含めて約四千八百人。アンケートには乗客二百三十人が回答した。うち女性が63%を占め、年齢は二十?三十歳代が48・2%だった。利用した際の人数は一人が32・8%、二人が46・1%と、単独または少人数の利用が多い。往復ともに直行バスを利用する人は56・8%だった。
直行バスは富士市内の鷹岡車庫と成田空港を四?五時間で結び、一日四往復。途中の停留所は新富士駅と沼津駅、東名御殿場インター。沼津駅?成田は片道大人料金四千五百円で、鉄道を利用した場合よりも約二千五百円安くなるという。あらかじめ余裕を持たせて時刻表を編成したほか、渋滞状況に応じてコースを変えるため、平均するとおおむね時刻表通りに運行できたという。
直行バスの利用予約は富士急シティバス[電055(929)1144]か、富士急静岡バス[電0545(71)2660]へ。受付時間は午前九時?午後六時

富士から成田空港へ行く直行バスが走り出したって言うのは知っているが,静岡県内ではこのようなバスは今まで無かったので,正直便利じゃないのかなって思うのが正直な所.確かに海外に行くときは荷物も大きくなる傾向があるので,直行で行くことが出来るって言うのは実際に有りがたい話だと思う.今後は静岡市内発や羽田空港行も希望って言ってみる話ではあるが.
ただ,静岡県内の場合,高速バスに積極的なのが富士急しか無い訳で.昔は静鉄遠鉄の共同運行で新静岡〜浜松駅間の系統もあったし,静鉄と富士急の共同運行の新静岡沼津駅新静岡〜吉原中央駅,富士急と京王の共同運行の沼津駅八王子駅って言う系統も存在したのだが,どの系統もお客さんが乗ってないので結果として廃止になっている.今生き残っているのはJRバス東名高速線と静鉄の静岡御前崎線,小田急箱根高速バス程度だし.まぁ,実際にはJRが最高20分待てば乗れると言う状況なので,果たしてわざわざ高速バスを使うと言う必要性も無いのが事実だったりするわけで.それが故に静鉄遠鉄も高速バスには非常に消極的.そんな中で富士急が京成と手を組んで成田空港行,JRバス関東と手を組んだ東京〜河口湖線(御殿場市内でも乗車・降車可能),JR東海バスと手を組んだ静岡〜富士山吉田口五合目線(去年の夏から夏季限定で運行開始.運行は富士急が単独)と言う形で運行をしているのが現状.
そんな部分から見れば,鉄道と競合しない静岡御前崎線や,鉄道と競合するように見えながらも顧客層が異なるJRの東名高速線(東海道昼特急も含む)や小田急箱根高速バスがそこそこお客さんがある訳で.富士急はそんな部分に目を付けて新たな顧客層を開発した,って言うのが実際のところかもしれないなぁ.