魚市場
ここには小さいながらも水族館があると言う話ではあったのだが,残念ながら「水槽が故障しちゃって」と言うわけで見れずじまい.だが,魚市場(魚座,って言うらしい)から見る真鶴の街並みは正直凄かった,と言うか,何で「ありふれたものを守りたいのか」って言う理由が流れ込んで来るように分かった.
入り江を取り囲むようにして坂に広がる街並み,それはいわゆる「漁港のあるまち」そのもの.一瞬,南イタリアの港町(いや,行ったことはないけど)を連想してしまった.全然穏やかじゃないけど,海鳥が風に負けずと飛んでいる様子や,まちの裏にある山を足早に走っている雲.風景のなかに街並みが溶け込んでいる,一昔前までは確かにあった光景なんだろうけど,何か知らないが結構新鮮に見える訳で.
実際には水の供給が出来ないって言う事や土地がそんなに無いって言う理由もあるんだけど,「自分たちの美しいと思うものを守りたい」と言う意志はやっぱり大事なんだなぁ,と思う訳で.