静岡の高速バス倉庫 アーカイブ

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まず何よりも.

エリートサラリーマンの汗かき業務日誌(エリサラ業務日誌)さん(id:junx)さんの所にこんな記事が.

じゃんぐるじむは、一応固定給を保証してると思いましたが、新人でも5万ってのは他ではあり得ないのか。むむ。あと、日アや東映といった正規雇用を採用しているトコロはどうなんだろう。  それにしても、こんな給料じゃぁやはりツラいよな。知人で本業は版権モノ印刷物彩色only(それって本業って言えるの?というツッコミはさておき)って人がいるケド、もちろんパラサイトだし、もちろん女性だった(蔑視というより、現実として)。  ワーカーって突き詰めてもワーカーでしかないので、消耗品になりがち。他の追従を許さないスキルアップか、現場経験を生かしたマネージメント方面かをきちんと見極めないと迷走するだけだろうナ。

以前から色々とアニメ業界の低賃金については言われていますが,「本当に生活できるんだろうか?」って思う所は有るわけで.月給50,000円なんてありえな〜い(プリキュア風)で,ましてや杉並区が「杉並アニメの杜構想」(リンクは産業総合計画のPDFなんだが)ってのをぶち上げるどころか,本気でアニメーションを使って産業振興を目指している訳で.ヲタ的に言えば「行政が介入する作品なんか面白くも糞も無い」って言える一方で,産業屋さんとしては「伸びる要素がある産業に資本を集中投下する事によって,競争力を持ち得る地域産業が構築できる」って考えているだけに,この部分の問題って言うのは真摯に考えて行くべき必要があると思う.資金繰りや設備に対する支援と言ったどちらかと言えば旧来的な産業支援もあるが,それ以上に「仕事をしている人が暮らせる」,いや,有り体に言えば「おまんまをまともに食えるようなシステム作り」をしなくちゃ業界そのものの未来は無いんじゃないのか?って思うわけで.
 この間聞いた講演会では「1週間に放映される作品数は150本以上」あるって言う事を言っていたんだが,果たしてどれだけの作品が作品を制作してペイ出来ているのかどうかって言うのは個人的に疑問.中には見ていて「こりゃぁ,ヲタでも見ねぇよ」って言うものもあれば,「何でこんな深夜時間帯に放映しているんだ」って思うようなものもあるってのが実際のところで.まぁ,アニメ化にしても「何でこんな作品が?」って思うのも多いし,個人的には原作がエロゲなアニメ作品ほどこの傾向は強いんじゃないのか?って思うんだが.ええ,ダマされましたよ,To H***tでなw.アレはマジ見るべきもんじゃなかったw.K***nもそうだったしねぇ.原作の良さが失われているんじゃないのかと小一時間(ryなんだが.
 個人的にはそれこそ,もっと作品本数を少なくしてもいいんじゃないのか?って思う.変な話,粗製濫造気味でヲタなおいらでももう完全Followしていくのは諦めているし,本当にこれは,って言う作品になかなか出会えない.それだったら「本当に作りたい」って思える作品を作ることが出来るようなシステム,いや,一つ一つのクオリティを上げて行く事によってアニメーターの方々のモチベーションを上げるようにした上で,行政も「金は出すけど(作品内容に)口は出さない」って言う方向で支援をすべきではないんじゃないのか,って思う.それこそ,国レヴェルなら知財関係の所も早く整備しなくちゃならないと思うし,地方レヴェルならば,具体的な支援策を展開すべきもんじゃないかと思う訳で.別に日本初の構想だからとか,日本が世界に誇れる(本当に誇れるようなものを作っているのかどうかは別にして)芸術だからってな事は抜きにして,仕事をする人が毎日いつも通りに飯を食うことが出来て,その上で地域に存在する「アニメーション産業」ってのを活かす事ができるような地域作り,ってのが大事なんじゃないのだろうかなぁ,って思う今日このごろ.