静岡の高速バス倉庫 アーカイブ

過去記事のアーカイブになっています。

面白い視点

今日から始まった講義もあるわけで.まぁ,本当だったら経営学専攻の講義を受ける予定だったのが1,2限目になってしまったって言うのもあって,「時間つぶし」(違)に受けてみようかって言う浅はかな考えなものであったのだが,受けてみると「エーッ,そんな視点もあるんだぁ」って言うのがあった.まぁ,講義そのものは経済学専攻のものなんだが.ちなみにおいらは政策科学専攻な.
話としては都市連携のものであるが,オランダの方にある「ランドシュタット計画」って言うものと,静岡県内における都市のつながりの類似性って言う話.まぁ,自分も「ランドシュタット計画」って言うものは初めて聞く名前って言うのはぶっちゃけ勉強不足ってのもあるんだが.
ランドシュタット計画って言うのは複数の都市を鉄道で結んで広域的な都市を形成するって言う考え方みたいな話なんだが(本当はこのネタを書きながらwebであたってみるって言う事も必要なところなんだけど,まぁ,帰りの電車の中で書いているって言うことでまぁご容赦.てな感じで「美の条例」で有名な真鶴着w),その中で「自分らのまちは小さいが,他の都市の人口をうまく使って都市の雰囲気を守りながら開発に成功している地域」って言う場所の紹介があった.ちなみにそのまちの名前は「オーバーハウゼン」って言うらしい.いや,マジで知らなかった.人口も20万人くらいの小さな所ではあるんだが,そこにあるレストランに鉄道の沿線からお客さんが多く訪れ,郊外には大規模なSCがあるって言う.まぁ,「ボローイング・サイズ」って言うらしいけどね.今まではその近くの駅を特急電車が通過していたって言うんだが,その計画の成功もあって「特急電車を止める」って言う話になったらしい.
でも,何でそれが静岡県と関係あるんだよ,って言う話になると,それは「それぞれの都市が持っている役割を連携させることによって,一つの大きな都市を作る」って言う考え方につながるって言う話なワケで.なるほど,確かにそーゆー考え方も可能なわけだな.言われてみれば,イノベーションが作り上げた浜松って言う都市もあれば,海に面した焼津って言う都市もある.そして,伊豆へのゲートウェイである三島や沼津,国際貿易港の清水,学問と政治経済の中心である静岡.なるほど,確かに個々の市町村では限度があるかもしれないが,東海道線で結ばれているこれらの都市を一つの「都市」としてみたときには結構可能性があるんじゃないのかな?って思うわけで.
その文脈の中で静岡空港って言うものを考えてみると,航空ハブとはつながれていない静岡が独自の空港を持ち,それこそ上海やシンガポールあたりとシャトル便で結ばれることになれば,使いにくい羽田や成田,そして関空と比較した時に優位に立ちうることが考えられるんじゃないだろうか,って思うわけで.
まぁ,確かに対国内って言う観点で見た場合には「静岡空港」の意義なんぞぶっちゃけないって思うのが実際のところではあるが,別の視点にフォーカスして考えると,これはこれで意義があることかもしれないわけで.結構面白いと言うか,静岡を「静岡市」と言う単独の観点から見た場合には絶対に出てこないもんじゃないのか?って思う.東海道線を一つの核とした全体的な地域づくり,その中でそれぞれが持っている都市の持ち味を活かした地域づくり,結構これは修論の中に取り入れてみると(・∀・)イイ!! 観点かもしれないな.