静岡の高速バス倉庫 アーカイブ

過去記事のアーカイブになっています。

KOTOKO 羽-Hane- 発売日

 近所のCDショップ〜本社がJR東海管内にありながらもJR東日本の駅のキオスクで注文品の受け取り可能な謎な店〜で早速購入.予約はしてあったんだが,どうせ会社帰りになってしまったら取りに行けないだろう,って言う事で昼休みに保護.と言うわけで会社でMP3にリッピングした上でiPodに落とし込み,自宅に帰ってきてから改めてAACフォーマットでリッピングの上でiPodに落とし込む.
 いや,個人的には「冬の雫」って言う曲がお気に入りなんだが,歌詞カードを眺めながら聞いていると・・・何か切なくなる歌詞なんですが,つーか,何かシーンが目の前に浮かんで泣けてしまいそうな感じ.


このまちに雪が降る頃になると,君のことを思い出す.
君の事を思い出すたび,涙が出てきて仕方ないんだ.
突然,僕の前から居なくなってしまった君.
今となって気付いたんだ,
そう,君のその困ったような笑顔は愛の強さだったんだと.

季節のない場所で,君はどんな想いで空を見てるんだろう.
白い雫が空から舞い降りて,想い出も消えてしまいそう.
君の居なくなった僕の心を暖めるのはこの雪かもしれない.

「もし,私が居なくなったら,大丈夫?」
そんな君の言った冗談が本当になってしまった.
僕の行く先も,君の行く先も,その一言が決めてしまった.

ベッドサイドに置いた,君へのプレゼント.
「歩けるようになったら,最初にはくね」
そう言ってくれた君の笑顔.
だけど,その靴はいつまでも新しいまま.
そして,その靴も白い雪の中に埋もれてしまう・・・.
君の声が聞こえる.その靴を履きたいって言う声が.

もう一度,外を見てみる.
冬の雫と一緒に,君が帰ってくるんじゃないのかと思って.
だけど,君はもう戻ってこない.
だから僕ははぐれた雪の欠片に願いを込める.
「遠い,君の居る空へ,僕の想いを伝えて欲しい」.

From「冬の雫」

 季節は春を間近にした2月の終わり頃って言う感じか.主人公の「僕」は,急な病気に倒れた彼女の誕生日のために,靴を買ったって言う感じなんだろうな.でも,彼女は戦い空しく天に召されてしまった訳で.雪の日に.
 暫くは何とか過ごすことが出来たんだが,その次に雪が降ったとき,その彼女の事を思いだしてしまって,何ともできない悲しみって言うかやるせなさに打ちひしがれている,って言う状況なんだろうねぇ.

 色んな人が居て,色んな物語がある.
 まちってそんな「色んな物語」の舞台なんだろうなぁ,って思うのはおおげさかな?