静岡の高速バス倉庫 アーカイブ

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何じゃこりゃ?

夕飯後に夕刊読んでヽ(´ー`)ノしてたらこんな記事が出てた(静岡新聞


 オレンジに深緑の「湘南カラー」と呼ばれる独特な配色で東海道線を走り、親しまれているJRの113系電車。運行開始から四十年を超え、新型車両の登場などで都市部の路線から姿を消すなか、県内では主力車両として活躍を続けている。JR東海静岡支社管内の東海道線を走る半数以上が同系車両のフル回転。県民の足として、旅行者の足として“ベテラン”は今日も走る。
 113系が県内に初登場したのは昭和三十八年。最高時速百十キロで国鉄中距離電車の代表格として、東海道線熱海?豊橋間などで運行されてきた。静岡支社静岡車両区には現在、昭和五十年代に製造した車両を中心に、百六十六両が所属。主に昼間帯に三?四両編成中心で日本の大動脈・東海道を疾走する。
 その独特なツートンカラーが特徴。愛称こそ「湘南カラー」だが、県の名産・お茶とミカンを連想させるデザインで人気を博している。通勤に電車を使うという焼津市の会社員男性(47)は「大学時代に東京でこの電車を見るたびに故郷を思い出した」。
 運転手にも思い入れの強い電車だ。「新型と違い、癖のある電車。ブレーキなど運転技術が要求されるだけに運転手としての腕が問われた」と元運転手の藤田和彦同支社運輸営業部係長(41)。当時から113系を乗りこなせば一人前とされ「電車の構造的なことも学べる最高の教材」と語る。 輸送力アップのため、新型車両では一列の長い座席「ロングシート」が主流となっているが、113系は四人掛け中心の「セミクロスシート」。同社静岡広報室は「県内の東海道線は都市圏と客層が異なり、旅行客も多い。昼間には乗客がクロスシートに座り、車窓を眺め駅弁と食べる。という光景がある。お年寄りや女性の人気も高い」と需要性の高さを強調する。
 113系も京阪神地区で今年十月のダイヤ改正で引退、東京・神奈川の東海道線からも来年一月には姿を消す見込み。県内を走る車両は比較的運行年数も短く“脂の乗りきった年代”だ。同広報室は「故障の少ない安定した車両だけに、これからも県民の足として頑張ってくれるはず」と話している。
"県民の足" まだまだ現役 引退相次ぐ「湘南カラー」電車 東海道線でフル回転 -静岡新聞
 まぁ、確かに関西や関東の113系と違い、静岡の113系は比較的新しい車両が多く(大体が昭和55年以降に創られたもの。座席も比較的広くて座りやすいタイプにほぼ統一されている)、そう簡単に新しい車両を導入する必要性が無いって言う部分は確かにあると思います。また、それ以上に、国鉄の頃からこの車両を静岡で使っている訳ですから、当然その保守に関しては相当なノウハウを持っているわけですし、「故障が少ない」って言うのは鉄道事業者にとって必要な事柄ですから、そんな部分では相当信頼性が高いって言う部分があるかと思います。その上、「都市圏と客層が異なり」って言うのは静岡の場合東西に長いですし、それだけ旅情を感じさせる必要性もあるんでしょう。
 ・・・だけどな、通勤客の立場から言えば「さっさと新車入れろや」って言うのが本音。同じJR東海でも名古屋地区からのお下がりの車両ですし、何も見ず知らずの人と向かい合わせに座りたくないですわ。オマケに4人がけのボックスシートだと余程混んでこないと2人や3人で座られてしまい、なかなか定員通りの着席が出来ないんですけどね。あと、いつまでも国鉄の頃の車両を使っているのが環境に優しいとは思えないんだが。メンテナンスも時間がかかるし、電気だって食う。確かに新車を導入するとイニシャルコストはかかるかもしれないが、静岡だって一応は新型車両が入っているんだから、特段イニシャルコストがかかるとは思えない。あと、信頼性って言う事に関してもまた同じ。身延線御殿場線で走っているワンマン電車の保守が出来るんだから、信頼性が極端に下がるとは思えないんだが。少なくとも通勤客は「旅情」なんて電車にゃ求めてないんだけど。東西を通して乗るなんて18キッパーしかイネーヨ。俺だったら出張で浜松や三島に行くんだったら新幹線乗って、時間を金で買うけどな。
 この時期でこんな記事が静岡新聞に出るって言う事は、「静岡には新車を入れる予定なんか無いよ」って言うJRの魂胆が読めて仕方ないんですが・・・orz。