静岡の高速バス倉庫 アーカイブ

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後は書くだけ。

 と言うわけで今日のメインは指導教官との個人面談。7月の中間構想発表会から特に進展無い・・・って言うか、今頃軸がぶれたらそれはそれで大問題なんですが、何とかここ最近考えた事を7月の資料に入れたものを持って指導を受ける。
 アクターと言う視点から理論をまとめるようにしようかなぁ・・・って思っていたものを、アクターを含むソーシャルキャピタルって言う部分でまとめた方が幅が広がるかな?って思ってその旨を出したところ、その方が良いのではないか?と言う指摘。後は、曖昧な意味になっている「地域性」「ソーシャルキャピタル」「産業集積」って言う言葉を明確に定義づけした方がいいとのアドヴァイスを受ける。ソーシャルキャピタルって言う事で言うと、明治期の鉄道建設ブームって言うのはソーシャルキャピタルの象徴になるのではないか?と言う指摘も。
 なるほど、確かに地元の銀行家や資産家が鉄道を敷設しようとして会社を立ち上げたのはそれらの象徴的な事例になるかもしれない。東武鉄道なんかはそれこそ利根川の水運だし(個人的には東武東上線新河岸川の水運って言うイメージがあるんだが、って、それは東上鉄道か)、名鉄なんかは地元の資本家が立ち上げた工場への電気供給の中で、昼間使わない電力を捨ててしまうのは勿体ないので電車を走らせた、って言うのがあるって言う話らしいし。結構鉄道史を追いかけるのも面白いなぁ、って思ってみたりする。
 まぁ、その部分は理論的展開の中で使う形にしても、ボローニャに無くって、金沢にも無いけど、浜松にはあるものや、浜松には無いけど三島・沼津にはある、って言うものを探していく、って言う感じになるのかなぁって思うわけで。
 丁度いい具合に、明日の帰りは東海道昼特急。この事を考えながらバスの旅を楽しもう。