静岡の高速バス倉庫 アーカイブ

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治験のチラシ

 家に帰ってきてから新聞の折り込み広告を眺めていると、三共製薬の被治験者募集広告が入っていた。まぁ、何か知らないが治験関係の仕事の事務方の事務方をやっている訳なので(と言ってもあくまで経理担当だけどね。他の業務と一括で)、一応興味があるので一部確保して見てみたんだが。
 で、これを見るとどうやら「尿失禁」の被治験者募集のものらしい。で、静岡県内だけでやっている訳ではなく、他都県でもやる模様。で、試しに並べてみた。


宮城:仙台市(1)
埼玉:川越市熊谷市さいたま市(3)
千葉:千葉市(1)
東京:足立区、北区、江東区品川区、渋谷区、新宿区、杉並区、千代田区、中野区、練馬区、目黒区、国立市府中市(13)
神奈川:鎌倉市川崎市相模原市横浜市(4)
長野:長野市(1)
静岡:静岡市浜松市田方郡(3)
愛知:名古屋市(1)
愛媛:松山市(1)
他都県はどうか知らないが、静岡の場合で言えば「あの病院なのかなぁ?」と言う事で大体察しが付く訳で。東京が13市区と多いのは母集団も多いとは思うのだが、新宿区や千代田区、って言ったらそこそこ大きい大学病院もある訳で。どうせこの段階まで来ているって言うことはそれこそ最後のステップ(第?相)だと思うんだが、やっぱりある程度病院の中の統制が取れるような所じゃないと出来ないのかな?って言うのが良く見て分かるワケで。ちなみにおいらの場合は症状に関係はないので念のためw。
で、静岡の場合には「静岡治験ネットワーク」って言うのをやっている訳なんだが、こんな広告を見かけるって言う事は、それこそネットワークの形成を進めているからなんじゃないのかな?って思う。まぁ、個々の病院とかでは既にやっているとは思うんだが、ネットワークを経由しないで。
産業的な側面から言えば「静岡県内に創薬ベンチャーを立ち上げ、そのベンチャーが活動をしやすくするためのネットワーク」と言う位置づけになると思うが<静岡治験ネットワーク、個人的にはそれがどう産業と繋がるのか?って言う部分ではどうも懐疑的な部分があった訳で。けど、考えてみればこんな形で病院のレベルが高まる事によって一般募集?の治験が進むことによって、当然病院への収入になると思われる。で、結果的にいい方向へ回っていくのかなぁ?って思うわけで。元々静岡はマーケティングの実験場として良く使われているが、こんな形でも貢献できれば何か個人的には嬉しく思ったりもする。