静岡の高速バス倉庫 アーカイブ

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観光地に行くより、歓迎地に行こう。

 行きつけの画像掲示板で見かけたこんな画像。まぁ、東武鉄道の足利・佐野・館林地区の観光広告のもようです。広告の図柄はともかくとして、コピーがすげー気になるんですが。ええ、コピーが。
 観光地、って言うのはおいらの乏しいボキャブラリーでも分かるんですけど、「歓迎地」って言うのが分かるようで分からないんですよね。直感的にはホスピタリティにあふれている所って言うような気もしないのではないですが、一体どうなんでしょう。
 確かに日光や鬼怒川温泉・・・最近では足利銀行の関係で鬼怒川温泉は青色吐息って言う話みたいですが・・・は「観光」が盛んな場所であるとは思うんですが、一般論として「観光地=ホスピタリティの高さ」って言う尺度は当てはまらないと思います。いや、確かにイコールになっている場所もあるかとは思うんですが、何かメディアで話題になって「実際に行ってみたい」って思う人が多くなって「観光地」と化するケースは多いかとは思います。まぁ、実際にNHKがやっているドラマに便乗して観光客の誘致を図っている地域もあるんですが、往々にしてドラマが終わってしまうと客足がうわなにをするおいやめ(ry。
 まぁ、外部からお客さんが来て地域内で消費活動をする事によって地域経済が活性化するって言う事は基本的に喜ばしい事ではありますし、どん欲に狙っていく事によって地域間競争を勝ち抜くって言うのも必要だとは思います。この部分は企業誘致でも一緒な構造かと。けど、余りに多くのお客さんが来る事によってその地域に住む住民の生活が破壊されてしまい、コミュニティの崩壊の危険性が高まってしまう事も同時に忘れてはならないって思う所はあります。いや、ほら、無駄な観光開発をやって貴重なもんがぐちゃぐちゃになってしまったって言う地域も存在するワケですから。特にバブル期の頃が酷かったようなヨカーン。
 結局サスティナブルな地域作りをするためにどうすればいいのよ?って言う事を本気で考える必要があるんじゃないのかな?って思います。まぁ、ヲタ趣味が先鋭的な程に分散している今のご時世ですから、観光に関しても当然ながらその方向はあるワケで。おまけにインターネットなどと言う便利なものが普及してその傾向に拍車をかけているって言う状況もありますし。そんな中で「そんなにメジャーじゃないけど、また行ってみたいなぁ」って思わせるような地域作りを観光の観点から行わなくてはならないのではと思います。
 正直、おいらにとって足利とか佐野とか館林って「無茶苦茶遠い」ですし、それこそ出張じゃないと行けない所ではあるんですよね。でも、個人的に足利って言うところは面白い所だと思いますし、何にせよ、下手したら山梨より( ゜Д゜)ウマーなワインを飲める場所だと思っておりますので、機会が有ればまた遊びに行きたいって思います。ええ。ワインを飲みに「りょうもう」に乗ってね。でも、館林ってときメモですか(違。
 そんな部分で「メジャーじゃないけど、もう一度行きたいと思わせる場所」ってのが「歓迎地」なんじゃないのかな?って思ったりしています。ええ。歓迎地。