長いようで短かった二年間

　そう言えば、何で大学院なんかに行こうと思ったんだろうか。はっきり言って色んな部分で不思議なものがある。別に仕事に直結しているワケでもないし、行ったからって言って給料が上がるとかって言う話でも何でもない。
　けど、事実として「卒業」と言う二文字は有ることだし、その卒業式に向かうため、今日は奮発して700系ひかりのグリーン車なんぞに乗っているワケで。せめて２年間、普通電車で飽きるほど静岡東京間を往復してきた自分へのご褒美って言った所だろうか・・・まぁ、そんな事はどうでもいい話だったりするが。
　けど、今だから確実に言えるのは、余りにも濃密すぎる２年間だったって言う事である。会社では出納業務に追われまくるその一方で、週に２回東京の大学院へ通う日々。正直、色んなヲタな事を捨ててきたと思うし、どっか出かける事も色々と捨ててきた。けど、捨ててきたものがある反面で、この２年間通わなくては得る事が出来なかった色んな考え方や同級生、そして、師にも恵まれる事が出来た。捨ててきたものと得たもの、その重さを量る事はできないかもしれないけど、やっぱりその重さを比べると「得たもの」がやっぱり多かったのかなと思う。
　今日は、そんな「得たもの」を色んな所で考える一日になるのかなと思う。毎度毎度、このブログは長いかもしれないけど、どっかで「社会人大学院かぁ、通ってみようかなぁ」って考える様々な人への応援になればと思ってキーボードに向かう事にしたい。