静岡の高速バス倉庫 アーカイブ

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飛び地確定ですか?


 由比町議会は31日午前、合併特例法期限内での静岡市との合併について是非を最終決定する臨時会を開いた。望月俊明町長が再提出した廃置分合などの合併関連5議案を審議して採決した結果、賛成5、反対5の同数となり、安部庄太郎議長の議長裁決で5議案は否決された。
 いったん否決された議案を再提出した理由について、望月町長は「議会制民主主義の原理原則から議会の決定は重いが、町民の幸せを思い現行法(合併特例法)での静岡市との合併をお願いしたい」と説明した。
 反対討論では「議会軽視だ」との意見があった。議案に賛成する議員は「単独自治体の行政運営は困難で、近い将来の合併は避けられない」などと主張したが、安部議長は「大多数の意見集約が望ましいという考え方は変わっていない。前回と同様、現状維持の原則に基づき消極的答え、つまり否とする」と述べた。
(後略)
由比町議会 合併議案、再び否決 静岡市への編入の是非 同数で議長裁決静岡新聞 3/31夕刊
 ちょくちょくこのBlogでも追いかけている由比町の合併問題。まぁ、明日からは静岡市政令指定都市入りするワケなんですが、個人的には何だかなぁと思う所しきりです<由比町問題。
 由比町議会の構成を調べたワケじゃないので何とも言えない部分があるんですが、由比町の目立った産業って言うのはそんなに無いワケで。下世話な話をしてしまえば「(議員)自分たちのプラスにならない合併だから反対する」って言うのが見えなくも無いのかなぁ・・・って思ってしまいます。いや、確かに地場の経済がしっかりしていてこその地域だとは思うのですが、蒲原町静岡市に合併される事が決まった現状であるにも関わらず、今回も合併見送りって言うか否決って言うのはそう取られてもおかしくはないのかな?って思ったりもします。正直に言えばそんな事はないし、議会の良識を持って判断した結果であるとは思いたいんですが。
 何度も書いているので「またそれかよ!」と思われるかもしれませんが、文化的資質ってそんな簡単に損なわれてしまうもんなんでしょうか?そんな簡単に奪われてしまうもんだったら、それこそすでに由比町どころか静岡市なんて存在も無くなってしまっていると思います。例え静岡市になったとしても、由比と言われる地域には「数理的位置」「自然的資質」「社会的資質」、そして「文化的資質」と言うものは存在するはずです。その4つの要素を如何にして高め、地域に付加価値を付ける何らかの方策を検討する、それが議員さんの仕事なんじゃないのでしょうか?現状が持続できれば正直幸せになるかもしれないこれからの世の中、本当にそんなんでいいのか?って思います。10年後、20年後の社会を考えるのは難しい話なのかもしれませんが。