静岡の高速バス倉庫 アーカイブ

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数字締めてます。

 と言うわけで、新年度に本格的に突入。「7日までに数字を確定させろ」と言うお達しが出ているわけで、ムチャ言うなやぁ〜と思いながらも必死になっている所。え?今日はどうしたって?ダメスイッチは入っていませんが、取りあえず3つ程数字が締まったので帰ってきました。
 毎回決算をやりながら思うんですが、正直言って「補助金って何でこんなに使いにくいの?」って言う部分なんです。まぁ、おいらの勤めている会社は基本的に補助金を原資として事業をやっておりまして、そいつから給料やら何やらを払っているんです。それぞれの事業によって内税だの外税だの、色んな細かい部分が色々と違っているワケで。で、そこらへんを調整しながら各事業毎=補助金毎の会計を締めながら全体の会計を締めているんです。
 でも、同じ目的のために補助金を貰って仕事をしているのに、何でこんなに会計処理がややこしいんだ?って思う所しきりなんですよね。まぁ、補助金を使っていい対象の事業がそれぞれ違うって言うのもあるんですが、究極的な目的としては「中小企業の支援」って言う事になるわけで。実際に「中小企業の支援」って言うのが政策目標となるのであれば、その施策として色んな事業を実施するって言うのも分かります。でも、果たしてそれが現場レヴェルに立ったとき、本当に使いやすい制度になるのかな?って言うのは非常に疑問なんですけどね。
 基本的に補助金って言うものの原資は税金ですわ。ええ、税金。その税金を有効活用しようって考えたとき、複数事業を同時並行に進めていくって言うのは、当然余計な事務経費がかかるワケで。その事務経費を削減して事業に振り向けるって言うのが本来の方向性じゃないのかな?って常々おいらは思っております。それこそ、これから税収が少なくなりこそすれ、増える事はないでしょうし。結局、複数事業が同時進行で進むって言う事は、それぞれの補助金に対する事務処理の手間が増えるって言う事になって来ますし、当然おいらのような経理担当者が「ややこしいんじゃ、ヴォケ」って毒づきたくなる部分もあるワケで。だって・・・ねぇ、事業をやっていって収支の差がプラスマイナス0になるって「何でそんな事できるの?」っておいらが言いたくなるんですから(まぁ、返還金って言う科目計上をかましてプラスマイナス0とか、他の自主財源で赤が出た分を埋め合わせてプラマイ0って言うのはありですけど)。
 本当だったら「余った補助金は返納してもいいよ。別に次年度以降の査定に影響しないから」って言うような方向性を持ってくれるとか、「余った分は翌年度の事業費(事務費はダメだけど)に繰り越していいよ」って言うのがあり得る姿なんじゃないのかなぁ、と思うのですが。まぁ、単年度予算でやらざるを得ない状況とか同じ役所の中での力関係とか、偽公務員のおいらにゃ分からない部分もあるんですけど、「包括的な予算」配分って言うのは出来ないのかなぁ・・・って思います。
 「おまーらにこんだけ補助金を渡すから、これだけの成果を出すこと。使い方はおまーらの自由で構わないから。あ、けど、しっかり監査はするのでそのつもりで。」って言うのが個人的には望ましいって思いますわ。ええ。とは言っても、まさか経産省関連と文科省関連のものをくっつけろ、とは言いませんので(苦笑)。そこらへんは別会計にしてもいいと思います。
 正直、それぞれの事業もマジで大事なんですが、バックヤードの事をもう少し考えて欲しいなぁ、って言うのが偽らざる本心ですね。確かにどこの事業にも属さないですが、総務経理がしっかり事業課をバックアップしないと回るものも回らないって思いますが。まぁ、それでも苦労しながらやってます。だって、誰も自分からやる、って言わないんだも〜んwwwwww。