静岡の高速バス倉庫 アーカイブ

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055 かっこいいもの・ひと

 ある人の事を書いてみたい。その人が今でもおいらにとっての「憧れ」なワケで。
 その人は、いわゆる「ダメ人間界」では結構有名な人で、初めてお会いしたのはおいらが大学3年の頃、niftyのアニメフォーラムのとある作品の会議室でのオフ会。ちなみに、その方がおいらをMacの道に引きずり込んでくれた方だったワケで。
 確かに話をすると無茶苦茶濃い。一体何でそんなに濃いんですか?と言う具合なんだが、話題の幅も結構広かったりするし、ごくごく普通、いや、話をしなければオタだって言う事が分からない人なんだが、話をしだすと無茶苦茶濃いって言う人だったワケで。で、一体本職はどんな仕事をしているのかなぁ・・・って思ったので聞いてみると「いや、普通の会社員ですよ」と言う。でも、見せて頂いた名刺を見ると、うわ、この会社俺も知っているよ、おまけに役付ですか!って言う感じで相当驚いた事がある。まぁ、別に会社の名前とか役付か否か、って言う事が問題じゃなく、「仕事もバリバリやるけど、遊ぶときはとことん遊ぶ」って言うスタイルにかっこよさを感じたワケで。正直、「これが目指すべきダメ人間像」って思った。
 それから約10年経ったんだけど、今の自分が本当に「かっこいいか」って言われれば正直どうかなぁ・・・って思うし、足下にも及ばないのかなぁ、なんて思っている。鉄道趣味を極めているワケでもないし、ヲタ趣味の極北に行っているワケでもない。かと言って仕事はどうか?と言えば、正直毎日「かったりー」とか言いながらやっているワケで、決してバリバリこなしているって言うワケじゃない。何か気分的に言えば大学出たばっかりの頃の考え方でず〜〜っとやっているような気がする。まぁ、勤め先に後輩がなかなか入ってこないので「30過ぎのルーキー」って言う状況になっているって言うのもあるんだけど。
 けど、やっぱりあの時感じた「かっこよさ」って言うのは、やっぱり目指して行きたいなぁって思う。当然仕事もやる。けれども、遊ぶときはしっかりと遊ぶ。ネタは何でもいいですが、そんなonとoffがはっきり区別できる人間、正直そんなになれたらいいなぁ、って思う。