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新「島田市」スタート


 島田市と金谷町が合併して5日、新「島田市」が誕生した。島田市役所で行われた開庁式には、市の職員ら約150人が出席し、市長の職務執行者の大石好昭・旧金谷町長が「島田と金谷は歴史的にもつながりが深く、一体的な生活圏域を形成してきました。新しい島田市の誕生をスタートに、活気に満ちたまちづりを目指していきましょう」と開庁宣言した。
 新島田市は東西19キロ、南北24キロで面積195・4キロ。人口は約9万8000人で、浜北、御殿場市などを上回り、県内11番目の市となった。
 新市の将来像は「フレッシュ牧之原 ゆうゆう大井川 未来へはばたけ輝創都市」。ともに東海道の宿場町として発展してきた歴史を持ち、「大井川」「お茶」「健康」の3つをキーワードに、まちづくりを進める。建設中の静岡空港を生かした地域振興についても期待が集まる。
 新市の市役所は現島田市役所とし、現金谷町役場は金谷支所として金谷地域住民のサービスを担当する。
 幅1キロの大井川を挟んでの合併は、合併市の地理的形態として全国でも珍しいという。現島田市は昭和36年、やはり大井川を挟んで旧初倉村と合併した歴史を持ち、この経験をどう生かして両岸の住民の融和を図り、市の統一感をつくっていくかが新市が抱える課題の1つだ。
新「島田市」が誕生 空港生かし地域振興■5/6 静岡新聞
 空港を活かして地域振興ですか・・・。本当に出来るのかどうか疑問な部分ではありますが。
 個人的にこの新しい島田市の将来像である「フレッシュ牧之原 ゆうゆう大井川 未来へはばたけ輝創都市」って言うのはお役人臭い表現でありながらも、個人的には「地域の味を活かした将来像だなぁ」って思っています。それこそ、島田は「バラの花」でも実は結構有名ですし、金谷って言ったらやっぱり「お茶」って言うのもありますね。そこにはやっぱり「大井川」と言う一つの流域圏としての文化があると思いますし、そう考えると「幅1kmの大井川をはさんでの合併」って言うのはそんなに難しくない話なんじゃないのかな?って思います。まぁ、商圏としてはどちらの静岡商圏だと思うんですが・・・。
 まぁ、おいら自信産業屋さん的な視点で物事を見てしまうって言う所があるんですが、ここは一つ「お茶」を活かした地域作りをするって言う方向性もあるかと思います。確か・・・アサヒ飲料の「若武者」でしたっけ?あれは川根のお茶師さんがブレンドして売り出したって言うものだと思いますが、「お茶」をそのまま生産して売り出すんじゃなくって、それこそ海外へ「楽しみ方」を一緒にして輸出してみたりとか、海外だけではなく国内でも「島田・金谷じゃなきゃ楽しめない」ような何かを創りあげるような方向性って言うのが必要だと思います。
 今日は残念ながら雨ですが、この時期の牧之原茶園は青い空とお茶の新芽が非常に美しいコントラストを見せてくれています。「これぞ静岡」って言う雰囲気。これからの新しい地域作り、追手町の片隅から楽しみにさせて頂きます。