静岡の高速バス倉庫 アーカイブ

過去記事のアーカイブになっています。

別立て旅費規程かよorz。

 と言うわけで、支払い準備もすっかり終え、後はぼちぼち理事会&評議員会の出席者の旅費計算しなくちゃなぁ・・・って思っていた所に支店の事務担当者(おいらよりクラスは上です)からメールが入る。「新しい事業の旅費規程が国に準じてやらなあかんので、チェック頼むわ。」(何故か大阪弁
 課長が事務取扱のマニュアルを持っていたのでコピーして取りあえず眺めていたんだが・・・ぶっちゃけ、「これ、完全に別立てしなくちゃなんねぇ」って言う事に気付く。まぁ、だからこそ支店からメールが来たワケなんだけど。で、国の旅費規程をググって見てみると「え?県より緩い?」って言うように見えるんだが、今一つ解釈がはっきりしないワケで。
 まぁ、県の旅費規程であれば然るべき所に「運用教えて」って言うように依頼をすれば資料が貰えるワケなんだが、いかんせん国の場合はそうとも行かない。だってウチ、県関係ですから。
***
 まぁ、その事業はウチのような県機関だけじゃなくって、色んな設立母体を持つ機関が実施する事が可能な事業なワケで、お金の出所は霞ヶ関の中の人。で、そうなってくると「実施している地域によって扱いに違いがあっちゃならねぇ」って言うわけで、まぁ、国のレギュレーションに準じてやりなさいって言う話になるのは公平性って言う概念から言った場合には納得できる。そのレギュレーションの厳しさ(まぁ、実際には金額って言う話になるんだろうけど)が「実施機関>国」って言う場合には、何も国に合わせる必要性ってあるのかな?って思うわけで。
 実際に、月曜・水曜と監査を受けた事業は同じ霞ヶ関の中の事業なんだけど、旅費に関する規程はそれぞれの実施主体のものでOKって言うものだった。実際には「その理由って言うか、根拠を教えてね(はぁと)」って言うツッコミもあったんだけど、そこはそこで「県に準じてやってますし、県よりも有る面厳しいっすが何か?」てな事で了解をして貰っている。
 上限金額は国と一緒でいいと思う。けど、それぞれの機関でそれぞれの経緯に従って色んなルールがあるワケだし、その今までのルールと違ったモノを新しく創らなくてはならない、って言う事を考えると、果たして「効率性」って言う観点で見た場合にどうなのかな?と事務担当者としては思う所もある。
 けど、その事業が地域にもたらすものを仮に金銭的価値として判断が出来た場合、事務処理において発生する「非効率」より、その事業を実施する事によって生じる便益を比較するならば・・・やっぱり便益の方が大きいのかなぁって思うワケで。そうなると「めんどくせーなー」って棒読みしながらも、やっぱやんなくっちゃならないのかな?って思う。
***
 確かに「公的機関」の役割として「民間じゃペイしないこと」をやるって言うmissonは存在するし、自分もそう思って、正直「だりー」とか「かったりー」とか思いながらも仕事をしている。まぁ、実際に現場に出ていないのでその「仕事」の実状なんかは見てないって言うのが実際の所だし、恐らく、自分が「考え先行」になっているって言うのもその部分にあると思う。
 けど、やっぱり原資が限られている中で「どうすれば最大限効率的かつ結果を出せる事業が出来るのか?」って言う事を考えると、やっぱりバックヤード部分にお金を突っ込むよりは前線に突っ込んだ方が便益は高まると思う。それは自明の事かもしれない。
 けど、やっぱ思うのは「色んな事を知りつつ、一つの分野に秀でている人」の存在なんだろうなぁ・・・って思うワケで。バックヤードの知識も必要だし、現場の知識も必要。その中で費用便益をしっかりと判断出来る人間が将来的に求められて行くのかなぁ・・・って思うんだけどねぇ。
 まぁ、何にしてもやる事をやるしかない。