静岡の高速バス倉庫 アーカイブ

過去記事のアーカイブになっています。

ハッピー☆マテリアルを1位に

 今日・明日だけ看板を変えます。ご了解下さい。で、何でこんなヲタ丸出しの看板にしているのか?って言えば「ハッピー☆マテリアルを1位に」って言うニュー速vip板発祥の祭りに現在参加中なワケで。すまん、俺vipperwwwうえっwww。で、どんなムーヴメントかって言えばここらへん参照。
 まぁ、KOTOKOの明日発売のアルバム「硝子の靡風」と一緒に予約をしたワケなんですが、予約分は明日引き取りに行く事にしています。でも、今日買ってきたという罠。

誰だよ?新静岡センターで買い占めたvipperは?俺のような社会人vipperが買えないぢゃないか。まぁ、vipperが買ったんなら許すけどねwwwww。ま、パルシェん中のすみやで購入できたから問題ナッシングwwwww。明日はすみや本店で昼休みにゲットwwww。見かけても「ブーン」なんて言って来んなよ、俺も「ブーン」ってやりかえしちまうからなwwwww。

・・・頭悪ぅwwwww。

 とまぁ、ある種お約束的なネタは別にしても、このムーヴメントについて少し考えてみた。まぁ、チラシの裏だが、興味有る人間は読んでくれ、って言う事で。
===
 背景としては5/31のエントリでも書いた森山直太朗の「秋葉系?んなもん消えて欲しいわ」(意訳)って言う発言においらの場合はあるワケで。音楽って競うべきもんなのか?って言うのがおいらの頭ん中にあるので、それを「消えろ」って言うのは音楽をやる人間が言うべき事じゃないって思うって言う所が第一の理由だったりする。まぁ、音楽業界だって産業の一貫だから「売れてナンボ」って言う所があるし、基本的にコストがかかるので、どうやってそのコストを回収するのか?って言う所が根本にあるのは分かる。(じゃなかったら、この「ハッピー☆マテリアル」だって、微妙にアレンジや歌い手を変えて6ヶ月も連続で売るもんじゃないし)その部分での優劣を見るって言うのは正直仕方ない部分はある。
 けど、そのような産業的な側面を抜いたときに「音楽」と言う芸術に優劣と言うものは存在するのか?って言う所を持っているワケで。考えてみれば、バロック音楽だって、室内管弦楽曲だって、その曲が発表された時には当時の「流行歌」だったワケだし。それこそ、オペレッタなんて言えばその内容から見ると、基本的には「楽しむためのもの」だったはず。芸術性も評価の対象にあったのかもしれないが、当時の親は子供に「そんな御下劣なものを見てはいけません」って言うような事を言ったんじゃないのかな、って妄想してみたりする。で、歴史が過ぎればそれが「芸術」としてもてはやされるワケで。いや、もっと分かりやすい例で言えば、江戸時代の浮世絵は、現代で言う所の「アイドルのプロマイド」なんだよね。で、それが「芸術」として現在では成立している。
 まぁ、実際には何らかの評価があった上で現在のポジションがあるって言うのは実際の所なんだろうけど、現在の色んな文化の反映として「様々なジャンルの音楽」と言うものを捉える事は出来ないだろうか。つまり、今ここに存在する音楽そのものが「文化的価値」って言う所で言えば等価である、と言うスタンスである。その中で、それぞれが好きなものを選び、楽しむ自由が有るわけで。それを、ある一つの価値観の元で判断してしまうと言う態度が果たして「音楽」の中で許されるのだろうか。
 少なくとも、多元的な価値観が存在していると言う事は、他者の事を認めながらお互いに刺激をしあう事によってより高みに向かう事ができるのではと思う。そう、それは商売抜きで。そんな一元的な価値観への異議申立をする、と言うのが少なくとも自分がこの「ハッピー☆マテリアル」を1位にする、って言う祭りに参加する理由の一つである。
 後、もう一つあるのが音楽産業を巡る現在の状況への異議申立、って言う部分もある。
 今朝の日経朝刊には「iTMS-J8月開始」ってな事が言われていたが(まぁ、飛ばしで有名な日経ですので本当にそうなるかどうかは分かりませんが。でも、そん位には始まって欲しいす)、Appleは早い段階から日本でのサービスインを狙っていたが、結局の所ハードメーカーを親会社に持つレーベルとカスラ・・・もとい、JASRACの抵抗に遭って未だにサービスイン出来てないと言う状況がある。
 経済的な原理で言えば当然の話だし、企業としてはその考え方も分かる。
 だが、果たしてそのような「囲い込み」を続けていて、一体誰の利益になるのか?と言う事が正直な所疑問なワケで。企業にとって自社の株主の利益を最優先にしなくてはならないと言うのは分かるが、果たしてその株主の利益の源泉は一体何なのだろうか?言うまでもない、ユーザーそのものである。ユーザーの方向性を見誤ったが故に市場から排他される事も存在すると考えた際、そこには企業の社会的責任と言う観点も存在するのではないだろうか。株主や法人としての企業の利益も重要だが、それと同等に企業を支える基盤である社会の利益も重要と言う考え方ではあるが現在の音楽業界の方向を見ると、果たしてそのCSRを果たしているのか?と言う疑問が浮かぶ。
 確かに「さっさとiTMS-J始めろや」って言う感情的な部分もあるんだがw、それ以上に旧来のビジネススタイルを墨守しようとする考え方が見えてきて仕方ない。それこそ、iTMS-Jは「ショーケース」として割り切り、その中で自社のアーティストを音楽的に育て、「これはCD買って聴きたい」と思わせるようなアーティストを育てる事が「文化としての音楽」で飯を食っている企業が社会に対して果たすべき責任なんじゃないのか?って思う。そのような中で、どうやって収益を上げるようにして行くのか、それはそれぞれの会社が智慧を絞るべき所だと思う。
 テレビとのタイアップ、CMとのタイアップ、産業装置としての音楽にとっては必要な事だと思うし、アーティストに対して投資をしてきた企業が投資分を回収するにはやっぱりCDを売り上げなくてはならない。しかし、そのような既存のスタイルで「音楽と言う文化」が社会に何をもたらす事が出来るのだろうか。少なくとも言えるのは、何処に行っても同じ曲ばっかりかかっていて、テレビやラジオをつけると「ヘビーローテーション」などと称してそんな曲ばっかり垂れ流す。「本当に好きな音楽」を探す出会いの場が奪われると同時に、企業にとってもその損失は大きいものがあるのではないだろうか。

 そんな中で、この「ハッピー☆マテリアル」を1位にする、って言う祭りの意義は既存の音楽業界への方向転換を促すための一つの方法としてあり得るのではないだろうか。理由は何であれ、今までアニソンを聴いた事が無い人間がこの祭りに参加していると言う状況が現実的に発生している事を考えると、その動きを看過する事は出来ないと思う。
===

 まぁ、色々と偉そうな事を言ってますが、やっぱり個人的には「おまーら、アフォな事やっとんなぁw。でも、面白そうだから漏れも混ぜれ」って言うのが一番大きかったりするんですけどねwww。いや、マジで「ねぎま!」は全然知らないし見たこともないんですが(これマジ。確かに俺、I'veヲタなんだけど。現に今のBGMは今日買ったKOTOKOの「硝子の靡風」wwww)。