静岡の高速バス倉庫 アーカイブ

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東京駅1300→東名静岡1533 超特急59便(JR東海バス)


 徹夜をしながら夏コミ用の原稿を書いた翌朝の事。はじめは16時発「いつもの」63便で帰る予定にしていたのだが、結局面倒臭くなってしまい、東京駅発13時の59便に乗って帰る事にした。まぁ、帰る前に鶯谷駅でこんな写真を撮っていたりする訳なんだが・・・。
 いや、別に撮るために駅に居たのではなく、山手線電車を待っている間にたまたまこんな光景を目撃した訳なので。その後、上野駅で朝昼兼用の食事をし、東京駅まで向かった上で窓口で乗車便変更の手続き。問題なし、OK。
 やってきたのはJR東海バスの2階建て車両。一番前に座ろうかと思ったが取りあえず11C。

 この日は2両で運行、とは言っても恐らくドリーム号の運用関係で2両になっている模様だった。それが証拠に1両で全員乗り切れた訳で。ちなみに、運転士さんは静岡支店の方が東名静岡まで乗務。多分、静岡から先は名古屋支店の方になるかと。
 JR東海バスの2階建て車両の特徴は運転台脇に運賃箱が設置されている所だろうか。正直狭いものの、はじめから「途中停車駅から乗車がある」前提の東名ライナー/スーパーライナーに運用されるためである。まぁ、元々夜行便車両の昼間間合い運行を開始したのはJR東海バスではあるんだが。

 車窓はいつもの東名高速線そのもの。自分にとっても通い慣れた道であり、新鮮みには乏しいものの、それでも由比の海岸から見る駿河湾日本平の風景は、この二階建て車両でないと見る事が出来ない風景である。
 確かに中央道の山裾を抜けて走るのも高速バスの楽しさかもしれない。
 だが、自分もハンドルを握って走る東名高速は、実は案外色んな景色を持っているような気がする。まちから山、山から海、そしてまた山、まちと。色んな暮らしのある場所を車窓から眺めながら行く道程は、ハンドルを握っていては見つからないものかもしれない。