静岡の高速バス倉庫 アーカイブ

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ご当地ナンバーも吹っ飛んだ所信表明

 ここ最近のアクセスログを見ると「ご当地ナンバー」で来ている方が多いようなんですが、まぁ、伊豆ナンバーOKって言う感じで。でも、思うのは「日本のナンバープレートって素っ気ない」って言う感じなんだなぁって言う所。実際、「伊豆ナンバー」って言うのはいいって思うし、伊豆のいい宣伝にもなるって思う。
 けど、高校生の時に見たブリティッシュ・コロンビア州@カナダのナンバープレートはマジ格好良かった。日本がマネをする必要は無いって思いながらも、それぞれの陸運局独自のデザインって言うのがあっても面白いって思うんだけどね。
 ・・・てな事を書こうと思っていたけど、静岡新聞を見ているとそんなネタよりこっちのネタがあった。


 蒲原町の石川豊治町長は29日、就任後初めて開かれた町議会臨時会で、「町民の合併反対の意思を受けて当選した。しばらくの間はその方向で(町政を)行う」などと述べ、静岡市との合併に反対の立場で施策を進める所信をあらためて表明した。
 町長選出馬前、町議だった石川町長は、「こうしてまた、皆さまと会えるとは思っていなかった。町民の声を大切にしながら職務にあたりたい」などとあいさつした。
「合併反対の方向で」 蒲原町長、所信表明静岡新聞(7/29確認)
 盛り上がって参りました。この町長、就任した初日は「合併すりあわせ事務はするな」って言う指示を出した訳なんですが。・・・いや、別に揶揄ろうとしている訳じゃありません。ひょっとしたら「合併の新しい方向性」を作るような気がするんです。恐らく、来年3月31日の合併はそのまま行くって思うんです、って言うか止められない訳で。そんな中で、この新しい町長が静岡市に対してどんな対応を見せるのか、って言うのは見物だと思います。
 何でこんな事を考えるのか・・・って言えば、自分自身も「合併される側」の人間だった訳で。静岡市清水市は「対等合併」って言う事になっていますが、その実は吸収合併みたいなもんでした。そうなると、やっぱり「合併は必要だ」と思いながらも「何か感じ悪いよね」って言う感情が先行してしまう訳で。恐らく、蒲原の人もそんな事を感じているのではないのかな?って思うんですわ。「ヴァカにすんなこんにゃろーヽ(`Д´)ノウワァン」って言う所なのかもしれません。じゃぁ、そんだったらどうするのか?「高く売りつける」って言う所だろうと思います。
 正直な話、別にハコモノを多く作れって言う話ではありません。要するに「補完性の原則」をしっかりと実行できるような体制をどこまで静岡市側に認めさせるのか?って言う部分になってくるのかと思います。それこそ、「清水区」ではなく「蒲原区」や「庵原区」として独自性を持ち、その中で地域協議会を設置して「自分たちの問題は自分たちで解決する」って言うところを合併議論の中でもっと重要な争点にする事が出来るのではないのか?って思っている訳で。反対反対とか、合併合併とか言うだけではなく、その先にある「そこに住んでいる人たち」の観点に立って、間違いのない判断をして欲しいって思いますね。