静岡の高速バス倉庫 アーカイブ

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(2)基本的な対処方針

 animate.tvで予約して強制キャンセル食らった皆さん、取りあえずもちつけ落ち着いて。あんまりエキサイトするのも何ですので、ここは一つ大人の対応で行くのが結果的にいい方向性になるかと。
 論点整理を以下のようにしてみました。


【問題点】
1 確保している商品数以上の予約受注によるオーバーブッキング
*航空機とかホテル予約の際にオーバーブッキングは発生するが、それはキャン セルが一定数出る事を見込んでの話。今回の件に関しては、キャンセルが殆ど出ないと考えられる状況でオーバーブッキングを行っている点が問題。
2 正規な代替入手方法が無くなった段階での契約破棄の通告
*自分も含めて0:30以前に契約締結(=予約確認)のメールが来ている訳で、この段 階で「予約不可」が分かれば店頭での購入が可能だった。しかし、実際には完 売もしくは閉店後に契約破棄の通告が来たので、代替手段を取る事ができなかった。
 とまぁ、この2点が最大の問題点であるかと思います。まだ、.tvから回答は来ていない(当たり前か)ので、何でそんな状況に陥ったのかは分からないですし、余計な詮索はしません。ただ、商品の性格として「キャンセルする可能性がきわめて低い」と考えられる以上、web上で販売開始する際に「実数」で対応をすべきだったのでは無いでしょうか。
 あと、問題としては「店舗やmateの通販が品切れ」になった段階で一方的に契約破棄を通告してくるって言う対応の方法です。少なくとも、1:15に満席になってから19時台に契約破棄通告が送られてくるまでの間には18時間もありました。仮に、朝9時の段階で「こりゃ不味い」って言う事が判明し、対応できない顧客に対して契約破棄通告を早い時間帯で行えば座席の種類はどうであれ、代替の正規の入手方法で入手できる可能性が高かったと思います。これを行えないような時間帯の契約破棄通告は、信義誠実の原則に反するものと考えます。
 ですが、恐らく「一般発売分」があるって言う話も出てくるかとは思います。これに関しては、「販売状況によっては一般販売 の枚数が少なくなる」と事前にプレスを通して予告されていた以上、一般販売分と 先行販売分は「別の商品」であると考えた方が妥当であると思いますので、「一般発売」分と「先行発売」分を混同しないようにした方がいいかと思います。
 今後の対処に関しては、すでに.tvの通販担当者に対して質問をメールにて送信してありますので、このメールへの回答の内容によっては消費者相談センター等の公的専門機関に本件の相談を行い、専門的なアドヴァイスを受けたく思います。最終的な妥協の線はありますが、交渉なのでここでは書けません。ただ、直接被った金銭的・時間的被害はありませんし、むしろ問題にしたいのは「今回のチケットの販売方法の裏にある構造的な問題」です。
 このような煽りによる商売を行う事によって利益を得る、まぁ、利益を得る事は別に問題ではないですし、民間企業ならば当然の話ではあるんですが、何故いつまでもこの業界が「色物扱い」されているのかって言う点や、本気で「コンテンツ産業」を振興しようとしている方向にあるのに、何故、足を引っ張るような体制を取っているのか言うような問題提起が主眼にあります。いつまでも「アニメ・ゲーム=子供のもん」って言うような世間的な考えをのさばらせておいては、正直な話「コンテンツ産業の価値」ってもんをスポイルするのではないでしょうか。
 「コンテンツ産業」と他の産業の連携を図る事が、将来の日本の価値を高める事になるのではないかと私は思っているんですが、このようなずぼらな事をされていては・・・って思う部分もあります。まぁ、所詮「偽」ですので何が出来るって言うわけではないのですが。