静岡の高速バス倉庫 アーカイブ

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やっぱそうなんだよなぁ

 と言うわけで17日までやっていたとあるイベントの話なんか。
 まぁ、県内の企業さんの新製品や新技術の展示会を17日まで市内でやっていたんですが、とりあえず最終日の17日だけはプロパー正職員は出ろって言う事で一日スタッフ業務をして過ごす。まぁ、入口で受付をやっていたんですが。目の前にある別棟の展示会場では食べ物系の展示会をやっていて、結構お客さんが入っている訳でして。まぁ、結局そんなもんだろうと思います。
 この手の展示会、前々から思っているんですが、一体誰向けの展示会なのかな?って思うんですわ。まぁ、実際に色々と取り組んでいる県内の企業さんの取り組みを紹介するって言う部分は確かに分かるんですけど、問題はその「紹介する先」が一体誰なのよ?って言う所になるのかなぁ・・・って思うわけで。
 仮に、商談成立件数が事業評価の指標になるのであれば、それこそ県内でやっていても意味はあるのかな?って思う。それこそ、東京とか大阪行って色んな企業さんとのリンケージを組めるような展開をしなくちゃならないって思う訳で(まぁ、実際には別の事業で都内での展示会もやっているんですが)。
 もし、事業評価の指標が「来場者数」って言う事になるのならば・・・企業さんも「自分たちがやっている/持っている仕事/技術が、どのような形で生活の役に立つのか」って言う事をPRすべきなんじゃないのかな?って思う所があるんです。どうも、ここらへんが一体どうなっているのか?って言うのがイマイチ中の人の割りして分かってない部分はあるんですよね。まぁ、上の方から降りてくる補助金とかのオトナの事情って言うのが多分に影響しているのは事実なんでしょうけど。
 たとえば、それこそ工業関係とかって言う事だけにターゲットを絞らずに、県内のあらゆる会社やあらゆる技術を対外的にPRしたいって言う事であれば、個々の団体がやっている展示会を一本にまとめてしまった上で、「興味の有る方はドゾー」って言う形にしてみても面白いんじゃないのかなぁ、って思うわけで。業種別の展示会って言うのは確かに必要だと思うし、訴求力もあるかもしれない。けど、結局「個々の企業の強みは分かっても、地域全体としての強みが見えてこない」って言う所が最大の弱みになるんじゃないのかなぁって思うわけで。
 それこそ、おいらあたりが企画をやるんだったら「最初の2日間は商談モードで全力投球OK。だけど、最後の一般のお客さんが入る日は、自分らのやってる事がどう生活に役立つのか、そんなに詳しくない人にも分かるような説明や展示をやってくれ」って言うでしょうな、マジな話。つーか、わざわざ足を運んできて貰った人だけじゃなくって「あ、何か展示会やってるねぇ。無料だから見てみようか」って言う人にこそ、色々と知って貰うって言うのが重要な気がする訳で。